日本人の見分け方(その3)

.29 2016 日本人 comment(2) trackback(0)
私のブログの記事にはカテゴリー分けをしています。
大区分「フランス」の中に
小区分で「日本人」というカテゴリーがぶら下がっています。
これはフランス駐在時代にフランス人と日本人を比較して
日本人の特徴を浮かび上がらせようとして書いたものです。

その記事の中で以前、
「一人ひとりでは日本人,韓国人、中国人、ベトナム人など
東洋人を見分けるのは難しいが、
これが4~5人ずつのグループに分かれると
国籍を見分けることができる」と書きました。

ちょうどいいサンプルが見つかったのです。
ここに日本人と韓国人と中国人の7人の男性の写真があります。。
それぞれの国籍を当ててみてください。
7人はそれぞれの国でプロの囲碁棋士で
これから世界戦を戦おうとしているのです。
ヒントは「韓国人3人、中国人2人、日本人2人」です。
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私の妻にこの問題を出したところ、
いとも簡単に正解を出されてしまいました。
「あなたと何年一緒に暮らしていると思ってるの。
いつも囲碁番組を見させられてるのよ、すぐにわかるわよ」

正解は、この3人が韓国人です。
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この2人が中国人。
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そして最後の2人が日本人です。
(正確には右側の張栩さんは台湾人ですが、今回の棋戦では日本代表です)
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勘のいい方はもう分ったでしょう。
国籍の違いは首元の違いにあったのです。
韓国の棋士はノーネクタイ。
中国の棋士はネクタイをしていますがプレーンノットで
少し横にずれて首元がだらしなくなっています。
日本の棋士はウィンザーノットで首元を締めています。

これが一人一人では見分けがつかないが
グループになると国の違いがわかるいい例です。

日本のプロの囲碁棋士は公式の対局では、
きちっとしたスーツにネクタイ、
または羽織袴の和服で試合に臨みます。

しかし、韓国と中国ではそうではないのです。
韓国や中国の棋士が自国の伝統的な礼服で
試合をしているのを私は見たことはありません。
いつもスーツなのですが首元はラフな格好です。
それが文化なのでしょう。

このテレビ囲碁アジア選手権では、
各国のテレビ早碁棋戦の上位2人が
トーナメントでアジア1位を争うのです。
(韓国が3人なのは前回優勝者はシードされるため)
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昔は日本が優勝していましたが、
最近では韓国が非常に強く、
この棋戦でもイ・セドル九段が一昨年・昨年と連覇していました。
(Google の AlphaGo と対戦して負けて世界中の話題になった人です)
今年は中国の左側の17歳の若い人が優勝しました。

「グループになると見分けることができる」
という私の仮説を補強するサンプルです。

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指差し

.23 2012 日本人 comment(2) trackback(0)
島根から雪のため予定を一日早めて帰ってきたので、
母はまだショートステイから帰ってきません。
そこで田舎のおみやげを持って長男宅へ行く事にしました。
もちろんお目当ては孫の顔を見ることです。

孫はもう一歳半に近いのですが、まだ一言もしゃべりません。
その代わりこれ。
指差しだけはするのです。
嫁は教えていないといいます。たぶん保育園で覚えたのだろうと。
川崎01

指差しの先は、NHKEテレの子供番組です。
実に真剣な眼差しで見ています。
川崎02

フランスに行って初めて知ったことですが、
この指差しをするのは日本人だけなのです。
パリの有名ブランド店で日本人客(女性)が一斉に指をさして
棚の上にある自分の欲しい商品を店員に訴える光景は見もので、
フランス人には異様な光景だそうです。
確かに私なども、顔の横からいきなり指を突き出されて、
目を突かれるのではないかと恐怖感を覚えたことが何度もあります。

またフランス人から直接人を指差すのは失礼に当たるから、
手のひらを上にしてその人のほうを向け「あの方」という風にせよ
と教えてもらいました。

でも日本人にとってはこれは基本的な動作なのです。
KYTという安全確認運動では指差喚呼を行います。
電車の運転手さんが、「ホームよし、・・よし、・・よし、前方よし、発車」
などと指をさしながら声を出しているのを聞くと、安心するものです。

この記事を書くために、グーグルで「指差し」とインプットしたら、
「うちの子は2歳になるのにまだ指差しができません」
などというお母さんの心配する記事をたくさん発見しました。
我が息子たちが指さしをしたかどうか全く記憶にない私は驚きました。
日本では赤ちゃんが指さしをするのは自然な行為で、
親もそれを期待しているということなのですね。
初めて知りました。

これでは大人になって、パリで一斉に指差し運動をするのも
無理はありませんね。



翌日、母が帰ってくると、夕食を外で食べることはもうできないので、
その日は外食にしました。

川崎駅の地下街では適当な店がありませんでした。
川崎03

南武線で溝の口駅まで帰って来ました。
川崎04

川崎05

目的は餃子の王将で、
川崎06

餃子を食べること。
川崎07

ついでに、レバニラとカニ玉を注文してしまいました。
やはり王将の餃子は私の好みです。
川崎08

日本人の見分け方(その2)

.14 2012 日本人 comment(0) trackback(0)
自治会のクラブ活動の一つに、「ラウンジ懇話会」というのがある。
毎週一回、20~30人が集まって、
誰かがかわりばんこにプロジェクターを使って発表を行うというものだ。
自分の趣味、勉強していること、現役時代の仕事の話など、
発表は多岐にわたって面白い。

ちょっと例を挙げると、
歌劇つばき姫の鑑賞の仕方、ビールの話、漢詩の話、撮りためた写真の発表、
中国歴史の解説、地球の誕生からの歴史、海外旅行の話、
新薬開発物語、太平洋戦争とは何だったか、などなど。

以前、別の記事でも取り上げたことがあるが、
私は「ブルターニュ観光」のレクチャーをした。
今回、また私にご指名があったので、
「日本人の見分け方」
というテーマで一時間お話をした。
このブログに「日本人」「フランスの生活」というカテゴリーを設けているが、
その中の話をまとめて話したのである。

海外に出てみて初めて、日本という国のありがたさを感じること。
特に、イラクで大量殺戮されたクルド人や
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で露呈した、
いかに自分の国を保たない民族がたくさんいるかということを知って、
よけいにそう感じていること。

というような前ふりで話を始めた。

そして最近の週刊文春の記事に
「パリの地下鉄で、”身の回り品にご注意”というアナウンスが
日本語だけでなされた」
「パリのホテルの部屋に”備品を持ち帰るのはやめてください”という
中国語のカードが置いてあった」
という話を紹介して、笑いをとるようにした。

話の骨子は、私が海外で発見した日本人の癖の紹介である。

①一人では分からないが、5人くらいの集団になると、
日本人、中国人、韓国人の区別ができること。

写真の例を見せながら、服装・歩き方・集団行動に特徴があることを
納得してもらった。

②一人でも、初対面の人に ”にっこり” するのは日本人で、
中国人は絶対に笑わないことをイタリア人に教えてもらったこと。

③会議中に居眠りをするのは日本人だけだということ。

私の経験からは、フランス人とオーストラリア人が
会議中に居眠りをしたのを見たことがないこと。
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高校生の授業中の居眠りの割合(2010年10月の読売新聞記事)
日本:45%、米国21%、中国5%、韓国32%

④部屋の明るさを激しく求める日本人が眼鏡をかけていること。

すぐに電気を消し、暗い教室で授業を受けるフランス人が、
ほとんど眼鏡をしていないこと。
フランスでは眼鏡は医療保険適用だが、日本ではそうでないこと。
日本人の眼鏡保有率は80%(20~40代平均)。
目が悪くなる原因は暗さではなく、チラツキ度によること。

⑤日本人は八重歯が可愛いと言い、矯正しようとしないことは、
外国人から見て実に不可解であること。

フランスは歯科矯正は保険適用だが、日本ではそうでないこと。
日本の代表的する歌手の小柳ルミ子も俳優の石原裕次郎も八重歯。
ハリウッドスターは皆んな真っ白い見事な歯並びをしていること。

⑥日本人の子供は「赤い太陽」の絵を描くが、
フランス人の子供は「黄色い太陽」を描くこと。
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(ケン・ドーン作 シドニー)

ということを一時間にわたってお話して、
新しい見方だという、お褒めの言葉を頂いた。
その後の一時間は皆さんからの質問や意見交換で
お昼まで楽しい時間を過ごした。

それにしても、この「ラウンジ懇話会」というのは
もう10年も続いているとのことだ。
素晴らしいことだが、
新メンバーの入会(若返り)が求められているらしい。

君が代起立斉唱命令

.01 2011 日本人 comment(0) trackback(0)
君が代の起立斉唱命令が合憲という最高裁の判断が出た。

国歌(君が代)や国旗(日の丸)に
敬意と忠誠心をもてない人はかわいそうだと思う。

そういう人は一度日本の外に出てみればいいのだ。

日本の国内にいるから日本が見えないのだ。

うちの家族は8年間フランスの田舎で暮らし、
私はさらにオーストラリアのシドニーに3年間単身赴任した。

外国に出るとどういうわけか愛国心がふつふつと湧いてくる。

自分は日本人だということを強く意識するようになる。
日本人として恥ずかしい行動をしないようにと自分を律していた。
いずれ日本に帰るのだから旅の恥はかき捨てという意識はさらさらなかった。

フランスは血統主義だが条件付きで出生地主義をとっている。
フランスで生まれ、フランスの文化を愛し、フランス語をしゃべり、
三色旗とラ・マルセイエーズに忠誠を誓えればフランス人になれるのだ。
日本は血統主義だけなので、親が日本人であればよく、
日本をいかに愛しているかは問われないようだ。

国家や国旗に反対されている方々は、
戦前軍国主義に利用された君が代や日の丸には
敬意は払えないと主張されているようだ。
そういうものを押しつけ、強制することが政治の介入だという。

しかし軍国主義に利用したほうが悪いのであって、
利用された国歌や国旗が悪いのではない。
君が代の歌詞が気にいらないと言う人もいるようだが、
フランスのラ・マルセイエーズの歌詞も相当ひどい。
そういうものが成立したのは随分と昔なので、
その時代を反映しているため古臭いのはしようがないのだ。

問題は、現状では国家がないと、生きて行けないことにある。

国家がないとどうなるか。
クルド人のようになるだけである。
アフリカの国のように部族同士が血で血を洗う戦争が起きるだけだ。
国家があるから戦争が起きるのではない。
国家はなくても戦争は起きる。

我々は日本という国にいかに守られているか
ということを感じるためには、海外に住んでみるしかない。

その国の象徴が国旗と国歌である。
これに敬意を払うのは自然なことであり、
子供達にその敬意の払わせ方を教えるのは大人の義務である。

このことに反対するのが公務員である先生方というのが解せない。
マネージメント式に言えば、先生の最大顧客は子供たちなのだ。
子供達を教育するためには仕事は山ほどあるはずだ。
国歌に反対するなどという小さなことにかかずらって、
その子供達をほったらかし、
自分の信条に合わないといって反対運動をするのはどうかと思いますね。

子供たちのために戦っているの?
それとも自分のために戦ってるの?


自分の信条を守りたいひとは、
そもそも公務員になってはいけないのですよ。

手書き

.22 2011 日本人 comment(0) trackback(0)
5月に中学の同窓会があるので、
広島までの新幹線の切符を買いに行った。
我が町の駅は私鉄なので、
駅ビルのなかにある東急の旅行代理店でJRの切符を買うのだ。

初めてここを利用するので、ぼけっと窓口に並んでいたら、
受付番号札をプリントして、
なおかつ切符の申込用紙に記入してくださいという。
それからお支払いは現金のみですと事前に断られてしまった。

申込用紙には、
私の名前、電話番号、
切符の必要な日にちと第一希望の電車、第二希望の電車
を記入するようになっている。
JRの緑の窓口なら口頭で済むのだが、
旅行代理店なのでそうもいかないのか。

幸い往復とも第一希望の「のぞみ」がとれた。

それにしても、
こんな手書きの申込用紙を書くように要求するのは
日本くらいのものだろう。
もっとも窓口でガイジンさんが、
「ワタシ、カケマセーン」といったら、
それはそれで対応はしてくれるとは思うのだが。

こうものを当然のごとく書かされるたびに日本はすごいなと思う。

病院で初診のときは必ず、待合室でA4のアンケート用紙を渡され、
どういう症状か、過去の病歴、アレルギーの状況など
いやというほど書き込まされる。

先日の統一地方選挙のときもそう思った。
外国の選挙風景を見ると、大統領選挙の投票ですら、
ものすごく大きな紙の分厚い冊子のような投票用紙を
投票箱にいれている。
私が昔フランスでやった労働調停委員の選挙も似たようなものだった。
日本は手のひらに入るほどの投票用紙に候補者の名前を
手書きで書きこむのである。

震災の後の日本人の行動は世界で称賛されたが、
日本の投票風景は外国ではニュースにならないのだろうか。

アルファベット26文字より、
ひらかな・カタカナ・漢字のほうがはるかに数が多いのに、
何故日本のほうが識字率が高いのか?
どうも字数の問題ではなさそうである。

歩道のコンクリートの割れ目に、カタバミが小さな花を咲かせていた。
このくらい強い生命力を持ちたい。
akakatabami.jpg
カタバミ Oxalis corniculee a cote du trottoir

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