防災服

.31 2011 ブログ comment(0) trackback(0)
マダム・クーニーからメールを貰いました。
Pouvez-vous me dire pourquoi , le premier ministre japonais ou un autre élu porte une tenue gris bleu quand il parle à la télé et non un costume comme d'habitude ?
「日本の首相や国会議員がテレビの前でしゃべる時、いつもの服ではなく、青灰色の服装を着ているのはなぜでしょうか?教えてください」

来ましたね。
マダム、これはよい質問です。
Kokkai.jpg

Edano.jpg Kan.jpg Tanigaki.jpg Renhou.jpg

我々日本人は、災害があった時、県知事や自治体の長が消防士のような防災服を着て、
被災地の視察をし、インタビューに答える風景を見慣れているので、
それほど奇異にも感じていないが、フラン人から見たらこれはおかしな風景でしょうね。

視察のときならともかく、国会では防災服は必要ないでしょう。
蓮舫議員が襟を立てて非難されたりしていますが、
要はこれは政治家のパフォーマンスでしかないのです。
ですがこういうパフォーマンスを要求する国民がいることも確かなのです。

被災地の方に、
「私はあなたとつながっていますよ」
という 連帯感 を示すにはよい方法だと思います。

ただ、やりすぎると、次のような記事になりますね。
2011.03.31産経ニュース
民主党がお揃いの防災服新調 党内から「パフォーマンスしている場合か」の声

東日本大震災を受け、民主党は国会議員や秘書が着用するおそろいの防災服を
あつらえることを決めた。右腕には「民主党」の文字と、赤い丸を2つ重ねた
同党ロゴマークが入るデザイン。党総務委員会が議員に配布した「党防災服購入の
ご案内」によると、色は濃紺。サイズはSSから5Lまで8種類を用意し、金額は
5千円程度。4月中旬に配布する予定だ。
防災服をめぐっては、閣僚が各省庁の防災服姿で国会答弁している姿についてすら、
「現場に行くわけでもないのにわざとらしい」(若手)との声もある。
遅まきながら形から 入ろうとする民主党らしい取り組みにも、
党内から「パフォーマンスをしている場合か」(中堅)
と冷ややかな声が上がっている。


自宅近くを散歩中に、4色を発見しました。
青い空を背景に、白(コブシ)、赤(紅梅)、黄(レンギョウ)のそろい踏みです。
レンギョウはフランスはブルターニュのレンヌのルイーズ・ミッシェル小学校にも植えられていました。
quatre+couleurs_convert.jpg
Bleu(Ciel) +Blanc(Magnolia kobus) +Rose(Abricotier du Japon) +Jaune(Forsythia)
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株主総会

.30 2011 あざみ野近辺 comment(0) trackback(0)
3月30日(水)晴れ、久々に春らしく暖かい日だった。

今日は昔勤めていた会社の株主総会に株主として出席した。
久々に通勤時間帯に電車に乗ったが、
電車は急行がなく7~8割の間引き運転で、各駅停車のみ。

総会で昨年と違ったのは、
事業報告が会長の説明ではなく、フィルムに変わったことだ。
フィルムの中では美人のアナウンサーが出てきて、
グラフや各種プレゼンを説明していた。
これはよい改善だと思う。今までは会長が直接口頭でプレゼンを説明していて、
一時間はかかり、声も枯れるし、体力的にもきつかったと思う。

質問は多岐にわたった。
「配当が10円増えたはいえ、1株120円ではまだ低い、もっと出せないのか」
「地震の義捐金が3億円では低すぎる、
イチローですら1億円出すのだからもっとだしてはどうか」
「地震の会社の被害状況は?」
「ひな壇の方々が役員だと思うが、
女性の役員が一人もいないのはなぜか」(女性の株主より)
「サムソンではスペイン語をしゃべる社員を育成するために
マドリッドに留学させていると聞いた。
スペイン語やポルトガル語をしゃべれる社員を養成しているのか」
「ブラジルでの売り上げはいくらなのか」
などなど。

終わりごろ、変な人がしゃべり始めて、
「日本では自殺者が年3万人いる、、、今回の津波は天罰だという人がいるが、、、」
議長(会長)もあっけにとられて、ご質問は簡潔にというのが精いっぱい。
株主の中で「天罰とは何だ、あんたの発言は株主総会と関係ないだろ、やめろ」
と怒る人が出る始末。
場内騒然となり、その人がしゃべるのをやめたので、なんとか収まった。

今「天罰」などといったら、東北出身の人は怒りますよね。

帰宅してから地震の義捐金を各社がどのくらい出しているのか調べてみた。
日立3億円、東芝5億円、パナソニック3億円+電気製品、ソニー3億円+電気製品、
新日鉄5億円、三菱東京UFJ5億円、三菱商事4億円。
会社規模からしたら3億円は妥当なところか。
もっとも会社がこういう説明をしていたわけではない。

帰り道の街路樹の下に雪柳を見つけた。
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気をつけてみるとわが家の近くでも満開だった。
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学名は Spiraea thunbergii 日本原産 origine japonaiseバラ科なので花弁は5つだ。
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今まで見た中で一番すごい雪柳は、やはり水戸の偕楽園のもの。
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2008年春の写真だ。
kairakuen-yukiyanagi080405small.jpg

また泣きました

.29 2011 ブログ comment(0) trackback(0)
ニュースで、
どこかの町で、家々が流されてしまい広々とした瓦礫の原で、
ぽつんと取り残された梅の木が花を咲かせていました。
それを指さした地元の人が、
「癒されますね。木が頑張っているのですから、私たちも頑張ります」
と微笑んでいました。

グッときました。

避難した校庭で点呼中に津波に襲われ
120人の生徒のうち70人が死んだ小学校で
卒業式をやっていました。
体育館の後ろでは、避難したお年寄りが寝ています。
先生方も生徒も、着の身着のままです。
校歌斉唱のとき、6人の卒業生の中で、
一人の女の子が涙を流しながら校歌を歌っていました。
それをカメラがズームアップするのです。

「やめろよ、おい。泣けてくるじゃないか」

また泣かされました。

日本<汽水>紀行

.28 2011 読書 comment(0) trackback(0)
「日本<汽水>紀行「森は海の恋人」の世界を訪ねて」
畠山重篤(しげあつ)著2003年9月 文芸春秋発行を読んだ。

同氏の著書「牡蠣礼賛」(文春新書)を以前読んで感銘を受け、
いずれこの本も読もうと思っていたのである。
カキ養殖の権威であり、フランスからも相談が来るというほどの人である。
宮城県気仙沼の舞根湾でホタテやカキの養殖業を営みながら、
いわゆる「森は海の恋人運動」推進者で、
漁民による広葉樹の植林運動をされている。

汽水域とは淡水と海水が混じり合う水域を指す。
河川水が注ぐ海、汽水域はいまでも海藻、魚介類の宝庫である。

鹿児島湾と東京湾の両湾の面積はほぼ同じだが、
どちらの漁獲量が多いか。
青々とした水のきれいな鹿児島湾か、違う。
汚れた海の東京湾のほうが、漁獲量は鹿児島湾の三十倍もあるのだ。
東京湾には大きな川が十六本流入しているが、
鹿児島湾は大きな河川が流入していないためである。

汽水域が漁獲量が多いのは、川から海に供給される鉄分の量の差による。
海には鉄分が極端に少ない。
鉄分がないと植物は生長できない。
森林の葉が落ち、それが腐る過程でできるフルボ酸鉄が海に流れ込む。
これにより、光合成が活発になり植物プランクトンが増殖する。
河川水が流れ込む海とそうでない海とでは植物プランクトンの発生量が
約三十倍から百倍違うのだ。

森林→腐葉土層→フルボ酸鉄→植物プランクトン→
→動物プランクトン→小魚→カタクチイワシ→カツオ、マグロ

これが海の食物連鎖である。
もちろん牡蠣などの貝類も植物プランクトンを旺盛に食べる。

こうした自然の食物連鎖を人間が断ち切ってしまうのだ。
森林の乱伐と荒廃、ダムの建設、堤防の建設と干拓、埋め立て
など、人間が汽水域を消滅させているのだ。

島根県出身者の私は、中海干拓と宍道湖のシジミの減少の記事に感銘を受けた。
「私はシジミと棲みたい」という運動を島根大学の経済学の先生がやっているのだ。
それ以外で私の興味を引いたのが、
諫早湾の堤防閉鎖による有明海の死滅、
屋久島の乱伐による消えたトビウオ
間伐材の杉丸太を使ったのり面の棚田工法、いわゆるグリーンベンチ工法
などであった。

そうした畠山さん達の努力の成果を、今回の大津波が根こそぎ奪ってしまった。
牡蠣養殖場はすべて破壊され、
宮城産の牡蠣が復活するのは、早くても5年はかかるらしい。
日本中の牡蠣養殖業者は宮城県で採取した種牡蠣を買っていたので、
今後しばらくは東北地方以外の牡蠣の生産も落ち込むらしい。

フランスの牡蠣が病気で、
再び宮城種の種牡蠣を導入するかという話もあったらしいが、
それどころではない。

私の大好きな牡蠣はこれから高値の花になるかもしれない。

(注)畠山重篤さんのブログ:
リアスの海辺から~カキ爺さんのつぶやき~
http://ameblo.jp/mizuyama-oyster-farm/

ブログ一周年

.26 2011 ブログ comment(4) trackback(0)
一年前の3月26日、初めてのブログ記事を書いた。
今日で満一周年。
当初、フランスはブルターニュに住んだ時の回想録を書いて、
ネタが尽きたらおしまいにしようと思っていたが、
約2名の熱心な読者から、やめないでと言われ、
なんとなく一年が過ぎた。
最近はブルターニュ日記ではなく横浜日記といいたいほど、
横浜近況報告が増えてきたのだが、いまさら名前を変える気もしないので、
このままで行こうかと考えている。

一年経ったこの3月の中旬から、それまで一日20人ちょっとのアクセス数が、
どういうわけか急増して、最近は80人以上のアクセスがあるようになった。
特に面白そうな記事も書いていないので、理由はいまだに分かっていない。
しかし、それだけの方が楽しみにしていただけるなら、
頑張り甲斐もあるというものだ。

今日は快晴で日当たりもよいが、何せ風が冷たい。
お彼岸も過ぎたのに、どういうわけだろうか。
それでもコブシ(辛夷)が満開になった。
学名Magnolia kobus から分かるように日本固有種らしい。
kobushi 001
Magnolia kobus
kobushi 002

コブシの下にはハナダイコンの小さな群生がかわいらしい。
hanadaikon1.jpg
着々と春は近付いている。
hanadaikon2.jpg学名:オオアラセイトウ Orychophragmus violaceus

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