レンゲショウマ(蓮華升麻)
(キンポウゲ科レンゲショウマ属)の群生を観に、
昨年に引き続き、御岳山(東京都青梅市)にやって来ました。

御岳山までは中央高速-圏央道を使っても車で2時間弱かかるのですが、
開花情報が毎日更新されているので、
見頃を外すことがないという安心感があるのです。
(
「駒鳥山荘 みたけ山レンゲショウマ開花情報」参照)

まだまだ不満ですが、なんとか見られる写真が撮れました。
箱根の湿性花園では、花は咲いていたものの、
とてもこんな写真は撮れません。
この花は、内気で恥ずかしがり屋の少女のように、
いつもうつむいているのです。花を下から撮影する特殊なレンズを使って
三脚で写真を撮っている人を見かけると、
羨ましくはありますが、そこまでやる気はありません。

今回は、いきなり群生地に行くのはやめて、
御岳山神社にまずお参りすることにしました。
お賽銭を上げた霊験はあらたかで、
神社本殿の裏側の曲垣にレンゲショウマが咲いており、
これが嬉しいことに、高いところに生えているので、
花が目の高さにあるのです。

よさそうな写真が撮れた感触があったので、
安心して群生地の方へ移動しました。
今が盛りで、5000輪を超えているそうです。

本殿の裏のように目の高さというわけにはいきませんが、
斜面に生えているのでなんとか下から撮影できます。
ただどうしても上を見上げると逆光になってしまうのですね。

ちょうどバックに木の幹があって助かりました。

バカチョンカメラの割には、そこそこうまく撮れたと思います。
去年は雨が降っていましたからね。

それにしても、幻想的な花ですね。
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箱根に来たもう一つの目的は、
「竹やぶ(箱根店)」(0460-84-7500)で
そばを食べることでした。
カーナビに電話番号をインプットして湿性花園を出発。
くねくねと別荘地の間の細い道を走りました。
ナビがなければとても辿り着くことはできなかったでしょう。
これが道路脇の看板。
通り抜け出来ませんという看板があるので躊躇しますが、
細い道をこわごわ入ります。

門の下に、小さく駐車場と書いてあったので、入りましたが、
坂の途中で、出てゆく車を待ちました。
駐車場は10台ほどの小さなもので、
運良く1台出ていってくれて空きができました。

中庭を通って、

玄関のノートに名前を書いて待ちます。

ススキは生けてあるのですが、人形はこんな感じ。
とにかく西洋ぽい飾り付けなのです。

小さい子供を連れてくるなということでしょうかね。

空きができて、中に案内されると、
なんと椅子は布張りの洋式でした。
クーラーはなく、テラスまで開け放しで、風を通していました。

テーブルは一枚板なのですが、
脚の鉄板が、表面まで突き抜けるデザインになっていました。
表面に段差があるのはどうかと思うのですが、
これも趣味のうちでしょうか。

「一匹狼」これが経営者の哲学なのでしょう。

盛りそば、ざるそばというのはメニューに無かったので、
「せいろそば」1050円をふたりとも注文しました。
腰のある、非常に細い麺でした。
機械で製麺しているわけはないので、包丁で切っているのでしょうが、
それにしても細い。
大した腕ですな。

以前、茨城県笠間市に住んでいた時、東京の妹が訪ねて来ました。
近くの蕎麦屋に入って、妹がそばの大盛りを注文しようとしたので
「笠間市では普通盛りでも食べきるのは大変よ」と止めました。
妹いわく
「あらそう、東京では「東京盛り」と言っているのだけれど、
女性でも足りないから、大盛りか最初から2枚注文するのよ」
ここ箱根もまさに東京盛りでした。
あっという間に無くなったので、
「すみません、お代わりをいただけますか」
と言ったら、
「シルナシを一枚追加」と大きな声で注文を厨房に通されました。
内装は洋式という雰囲気なのですが、
テーブル周りは、つっけんどんな東京下町のおばさん、
という感じなのです。
「シルナシ(汁なし?)」は取っ手なしの四角いザルで出てきました。
汁がついていないので840円でした。

お手洗いを借りたら、綺麗なもんでしたね。
中にはフランス語の銅版画がありましたよ。

勘定を済ませたら、みなさん、
入り口とは反対の中庭の方を回って外に出ていました。

中庭は、和風庭園とガウディーの庭園を合わせたような雰囲気です。

あずま屋のそばを通って、

門を出ると、最初に入ってきた細い道にでます。

確かに蕎麦は美味しかったのですが、
物足りないので、
帰りに、富士見茶屋でソフトクリームをデザートにいただきました。

今日は家内がずっと運転してくれたので楽ちんでした。
キレンゲショウマを見に来たのですが、
他の花も記念にアップしておきましょう。
ワレモコウ(吾亦紅)(バラ科)。
一本一本はパラパラしていますが、群生すると結構な迫力があります。
私と同い年の杉本真人の名曲「われもこう」
♪ あなたに~ あなたに~ あやまりたくて~ ♪
You tube で曲を聞きたい方は
こちら。
ヤマトリカブト(キンポウゲ科トリカブト属)。
最強の有毒植物で、花粉まで毒があるらしい。
この春、ニリンソウと間違えて若芽をおひたしにして
食べた人が死んだというニュースを聴きました。
花を久しぶりに見ました。
スズムシバナ(キツネノマゴ科)。
茂みの奥の方に青く群生していました。たまたま桟道のそばにあったもの。
サワギキョウ(キキョウ科)。
エゾリンドウ(リンドウ科)。
ジャコウソウ(シソ科ジャコウソウ属)麝香草という名前がついているものの特によい香りはしませんでした。
あとで調べると、茎を揺すると良い香りがするそうです。
揺すってみればよかった。
タムラソウ(田村草)(キク科タムラソウ属)。
花はアザミ(キク科アザミ属)によく似ていますが、
どこにも棘がありません。
ホソバシュロソウ(細葉棕梠草)(ユリ科)。
高さ1mくらいのひょろーとした細い草でユリ科だそうです。
小さい花ですが意外と複雑。

ここまでは珍しい花でしたが、
以下はお馴染みの花。
オミナエシ(女郎花)。秋の七草。
コオニユリ(小鬼百合)。
湿原の中で、この赤がひときわ目立ちます。
ツリフネソウ(釣舟草)(ツリフネソウ科)。
昨年初めてこの花を高根森林公園(川崎市)で見たときは
大いに感激したものです。
これが「ホウセンカ」や「インパチェンス」と同じ仲間だとはねー。
実が弾けるところを見ると同じ種だということが納得できるのですが。
キツリフネ(ツリフネソウ科)。
レンゲショウマ(蓮華升麻)(キンポウゲ科レンゲショウマ属)。
この花は下を向いていて、しかも花にうまい具合にピントが合いません。
去年に引き続き、今年も御岳山(東京都青梅市)にこの花を見にゆくことで、
家内の了解を得ました。
キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)(ユキノシタ科)を見にゆきました。
7月25日に箱根湿生花園に行った時、
キレンゲショウマのつぼみを発見し、感激して、
来週にでもまた来るぞと思っていたのですが、
何やかやと都合がつかず、母が風邪で一週間デイサービスを休んだりして、
結局一ヶ月遅れでの再訪となりました。
園につくなり、直ぐさまサギソウの生えている池のそばに直行しました。
そこに小さな群生があるのです。

結果的に、タイミングとしては、ちょうど良かったようです。

宮尾登美子の小説「天涯の花」に出てくる、
徳島県の剣岳の群生地が一番有名なようですが、
日本のあちこちの深山の涼しいところに生えているようです。
日光「上三依水生植物園」のキレンゲショウマを見るための
首都圏からのバスツアーが人気だとか。

赤いミズヒキ(タデ科)と並んでいるのが可愛らしい。

桟道から見下ろすしかないので、
このように下を向いて咲く花は撮影が難しい。

バカチョンカメラは、ピント合わせは機械任せなので、
ピントが上手く合いません。
ハナアブがせっせと花粉を集めていました。

念願がかなって、今日は幸せ。
今年も町内の祭りに参加しました。
昨年は雨で一週間順延され、それでもにわか雨が降ったりしたのですが、
今年は雨の気配は全くありません。

午後二時の開始前から続々と若い子が詰めかけてきます。

我が家の息子達もそうですが、
横浜のこの町が子供たちにとってはふるさとなので、
この祭りを楽しみにしているようです。

日本の夏祭りの花は、なんといっても少女たちの浴衣姿。

可愛いでしょ。

浴衣三連発。私の趣味を押し付けてすみません。

この日はとにかく暑く、一番人気はかき氷。

焼き物(焼き鳥、焼きイカ、焼きトウモロコシ)に全く客が集まらないのに、
かき氷だけは早くも長蛇の列です。

我が自治会は、今年も焼き鳥を担当しました。
私も昨年の実績を買われて、焼き部門のリーダーに任命されました。

これが本日のベストショット。
焼き鳥バックヤード担当の自治会の先輩マダムです。
この素晴らしい笑顔を、モザイクで消してしまうには忍びなく、
そのまま掲載させていただきました。ごめんなさい。

子供たちに人気はやはり、金魚すくいと

ヨーヨー釣り。

祭りの裏会場では、蚤の市。

百日紅の木の前で、なぜか少女サッカーチームが、
お揃いのユニフォームで練習していました。
なでしこジャパンの影響は大きいですね。
我町にもこんなチームができていたとは。

発見しました
「あざみ野キティーズブログ」メイン会場の舞台では、子供のスイカ早食い競争や、

大人のビールストロー早飲み競争。優勝は右から2番めのガイジンさん。

そして今や、全国的に祭りの定番メニューとなった、
よさこいソーラン踊り。

こちらは最後の花火に備えて、場所取りをしている家族連れ。

暑い日中は、客が少なかったのですが、
夕方から焼き鳥にも客が押し寄せ、焼きが追いつかずに長蛇の列。
夜8時前にめでたく完売御礼ができました。