今日は日曜日なのですが、
端境期でNHKの囲碁将棋番組はやっていません。
昨日にひき続いて、曇で寒い日です。
家にいて本ばかり読んでもくさくさするので、
雨は降ってないから、枡形山(ますがたやま)にでも行くか、
ということで、近場の川崎市の生田緑地にやって来ました。

民家園の合掌造りの蕎麦屋の横を登って行きます。

枡形山の頂上は、鎌倉時代の城址で、
結構な桜の木があるのですが、もう随分と散っていますね。

正面右の建物は展望塔で、ここから東のトウキョウが見えるのです。
展望塔にはエレベーターがついています。
川崎市はお金持ちなんです。

上から見下ろす桜がまた格別だということは、

昨春、
会津若松の鶴ケ城に登った時に知りました。

この景色はまるで天守閣から見下ろしているようじゃありませんか。

展望塔からは、東京スカイツリーも東京タワーも見えるはずなのですが、
生憎と今日はこんな感じ。

かろうじて多摩川の橋がうっすら見えるくらい。

ところで、ここ
生田緑地には、
ゴルフ場、ばら苑、日本民家園、伝統工芸館、科学館(プラネタリウム)、
藤子・F・不二雄ミュージアム、岡本太郎美術館
と見どころがたくさんあります。
これは入り口のビジターセンターの展示品。

太郎さんの作品は私にはさっぱりわかりませんが、

おみやげにはいいかもしれません。


ビジターセンターのなかは暖房がよく効いていて、
外に出るのが嫌になるほどでした。

それでも今日はやはり日曜日。
駐車場には観光バスが2台いましたよ。
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今日は枡形山か神代植物公園に
最後の花見でもゆこうかと話していたのですが、
今にも雨の降りそうな曇り空で、
おまけに真冬のような冷たい風が吹いています。
母をデイサービスに送り出して手は空いたものの、
家内も私も家でおとなしく読書に方針変更しました。
昨日の薬師池公園の萬葉草花苑で見かけた春の花を
ご参考まで。
イカリソウ(碇草)メギ科イカリソウ属
バイアグラと同じ作用をする成分を含んでいて、
昔は強壮剤として使用されたこともあったとか。

この花の名前を覚えたのが、昨年4月後半に、
さいたま市の見沼に
クマガイソウを観に行った時でした。
ですから、この花は本来4月から5月にかけて咲く花なのです。
それがもう咲いていました。
シロバナイカリソウ。
白い碇草は珍しいのではないかと思います。
昔の舟の碇(いかり)は十文字の形をしていたのだそうですね。
クサノオウ(瘡の王)ケシ科クサノオウ属
この花は初めて見ました。
毒を持っているのだそうですが、
それを逆用して、水虫や陰金田虫の薬草として用いたとのことです。
タンチョウソウ(丹頂草)ユキノシタ科イワヤツデ科
あまりインパクトの無い花ですが、これも初めて見ました。

エイザンスミレ(叡山菫)スミレ科
人参の葉のような、ギザギザの葉が特徴的で、すぐに分かりました。
気をつけてみると、道端のコンクリートの割れ目にも生えていますよ。

イカリソウといい、エイザンスミレといい、
サクラと同じで、咲くのが早すぎますね、今年は。
いよいよ桜が散り始めました。
桜見物も今週末まででしょう。
ということで、薬師池公園(東京都町田市)に来てみました。
花菖蒲、アジサイ、蓮、紅葉や梅の季節に来たことはありますが、
どういうわけか桜の季節に来たことはありませんでした。

実は池の周りに植えられているしだれ桜を期待していたのですが、
意外にも薬師堂の山に生えている桜に圧倒されました。

桜の木は、花が咲いてみないと、どこにあるかわからないのです。

この公園に来るまでのドライブの途中でも
いかに身の回りに桜が多いかよく分かりました。

今は、すべての桜がその存在をアピールしている時期なのです。

桜の季節にも、この公園は十分楽しめることがよく分かりました。
お勧めです。
株主総会に出席しました。
私のようなOB株主の出席が年々増えているようで、
今年の出席者は1000人を超えたのではないかと思います。
今年は派遣社員の人が雇用を求める門前のビラ配りもなく、
平穏なまま、記念増配10円をシャンシャンで決定して12時半に終了。
ほかほかと良い天気なので、多摩川に出てみました。

折しも満開の桜に和みます。

ちょうどお昼時で、近くの会社の人も桜の下でランチです。
それを見ながら、ついついそのまま、
ガス橋から丸子橋まで3.4kmを歩いてしまいました。

自由が丘で途中下車し、マルガリータ一枚のランチをとりました。

自由が丘駅南口の桜も満開。

桜も明日からは散り始めます。
今週の土日が花吹雪の見納めですね。
城山カタクリの里ではカタクリの群生が売り物なのですが、
それ以外でも春の野草に見るべきものがたくさんあります。

入り口のそばにこんな黒板があり、
今園内で咲いている花の名前が列挙されています。
(この黒板の字は上手ですよね、小学校の先生みたいな字です。)

とりわけ園内のカタクリのそばに咲いている花で目を引くのが、

ユキワリソウ(雪割草)(キンポウゲ科ミスミソウ属)です。

この花を初めてみたのが、府中郷土の森博物館の公園ですが、

これだけの色変わりを目にするのは幸せです。

薬師池公園でも神代植物園でも、これほどのバリエーションはありません。

色も、白赤ピンク青紫と多様な上に、

八重咲きまであります。

雪割草の他にも、私にとって珍しい花がたくさんありました。
以下は、私の記憶を確かなものにするためにブログに載せたものです。
ある教育家の話では、
教室の生徒は、いくら集中して聞いていようとも、
黙って聞くだけでは記憶に残らないそうです。
一番いいのは、聞きながらメモをとること。
そして、先生が黒板に書いたことをノートさせるのが
時間がかかるようでも、一番記憶に残るとのことでした。
また、大学の講義でも、冗談で笑わせたり、
生徒に発言させたりすると、よく記憶するそうです。
要は聞く以外に、体の動作を加えると、人間は物を覚えるようですね。
ですから、この記事は
私が花の名前を覚えるために書いているようなものなので、
このブログの読者の方は、文章は飛ばして、
写真だけ楽しんでいただければ良いと思います。
「とっくにそうしているよ、心配するな」
と言われそうですが。
キバナセツブンソウ(黄花節分草)(キンポウゲ科)。
この花の原産地は地中海東部(トルコなど)で外来種です。
白い花の咲く日本のセツブンソウは見たことがありますが黄色は初めてでした。

ショウジョウバカマ(猩々袴)(ユリ科ショウジョウバカマ属)
白やピンクのが、あちこちに生えていました。

ヒトリシズカ(一人静)(センリョウ科チャラレ属)
これは売店で売っていた鉢植えの写真です。
葉が大きくなったものしか見たことがなかったので、
花と幼い葉が同時のものは珍しく感じました。

コシノバイモ(越の貝母)(ユリ科バイモ属)
越とは新潟県、貝母とはアミガサユリのことだそうです。
同じユリ科のホウチャクソウに似ているなと思いました。

キクサキイチゲ(菊咲一華)(キンポウゲ科イチリンソウ属)
一華とは一本の花茎に一つの花が咲くという意味だそうです。

ユキワリイチゲ(雪割一華)(キンポウゲ科イチリンソウ属)

アズマシロガネソウ・東白銀草(キンポウゲ科シロガネソウ属)
この花は、裏山園内ではなく、入り口の溝の中に生えていました。

オオイワウチワ(大岩団扇)(イワウメ科イワウチソウ属)
東北から北関東の山中に分布するそうです。

コイワウチワ(小岩団扇)(イワウメ科イワウチソウ属)
確かにウチワ形の葉っぱが小さいです。

アーモンド(バラ科サクラ属)
元の原産地はアジア西南部だそうです。今はアメリカが有名ですが。
花柄が非常に短いので、一見桃に見えます。
今までにも見ていたのかもしれませんが、
アーモンドと認識しながら花を見たのは初めてです。

マメザクラ(豆桜)。
富士の麓や、箱根に咲くので「富士桜」とか「箱根桜」とも呼ばれるそうです。
私の知っているオカメザクラは寒緋桜と豆桜のかけ合わせだと聞いていたので、
マメザクラがどんなものか一度は見てみたいと思っていましたが、
念願がかないました。

クロモジ(黒文字)(クスノキ科クロモジ属)
高級和菓子についている高級楊枝の材料の木です。
若枝の表面にでる斑紋を文字に見立てたそうです。

ダンコウバイ(檀香梅)(クスノキ科クロモジ属)
種子に強い香りがあるとのこと。

ヒカゲツツジ(日陰躑躅)
関東以西の低山帯の崖や斜面に生えるそうですから、
今まで見たことはあるのでしょうが、記憶にありません。
上品な黄色です。

アカヤシオツツジ(赤八汐躑躅)。
鈴鹿山脈の国見岳に素晴らしい群落があるとか。

これも実に上品なピンクです。

ミヤマシキミ(深山樒)(ミカン科ミヤマシキミ属)
仏様に供えるシキミ樒とは違う種類のようです。

アカバナミツマタ(赤花椏)(ジンチョウゲ科ミツマタ属)
私の故郷でも和紙を作っていたので、
ミツマタの木は子供の頃見た記憶はありますが
野暮ったい木で花として意識するようなものではなく、
こんなに派手な色合いを見たのは、常泉寺(大和市)が初めてでした。
ここのも本当に綺麗。

花だけ見るとただのやぶ椿だと思うのですが、
「金魚椿」という名札がついていました。

花ではなく、葉っぱが金魚の形をしているので、
金魚椿というのだそうです。
ダジャレか。でも弘法大師が残したという民話もあるそうです。

この城山カタクリの里は、敷地も広くゆったりとしていて、
弁当を食べるには最適です。
来年もう一度、今度はキバナカタクリが咲く時を狙って来てみようと
夫婦で意見が一致しました。