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海賊とよばれた男

.24 2013 読書 comment(0) trackback(0)
世間一般の人の本の買い方というのを今回認識しました。

「海賊とよばれた男」(百田尚樹著)を買いにあざみ野の本屋に行ったところ、
入り口に「本屋大賞第一位」と銘打って10冊ほど山積みになっていましたが、
見るとみな下巻ばかりで上巻がありません。
奥の棚に行ってみると、そこにも10冊ほど積んでありましたが、
やはり下巻だけ。
しようがないので、下巻だけを持ってカウンターに行き
「あの~、上巻はどこにあるのでしょうか」
「大変申し訳ありません。上巻は売り切れで今在庫がございません」
「あ~??? そう」
ということで、下巻を返して何も買わずに帰って来ました。

確かに一巻が1680円もするので、上下2巻だと物入りだというのはわかるのですが。
上巻だけ読んで面白くなかったら、下巻は買わないつもりなのでしょうか。
それとも、今の若い人はクレジットカードで5千円以下の買い物でも
分割払いにするそうですから、これもそうした消費行動の現れでしょうか。

私はこういう消費行動を今回初めて知ったのですが、
お店の方も私と同じだったということですね。

その翌日、天気が良くなったので嬉しくて散歩に出たら、
たまたま、すすき野東急スーパーの前に出ました。
2階文教堂という看板を見て、ここにも本屋があったことを思い出し、
無事、上下2巻を揃って購入することができました。
アゲハ 020

さすがに庶民の選んだ本屋大賞、実に面白かったですね。二晩で読了。

ジャンルとしてはいわゆる経済小説で、
民族系石油元売り大手の出光興産の創業者、
出光佐三(いでみつさぞう)の伝記です。

彼は「従業員は家族と同じ」という大家族主義をもち、
馘首なし、出勤簿なし、定年なしを標榜しています。
すべてを失った終戦時にも戦地から帰ってきた従業員の誰の首も切らず、
皆で頑張った会社です。

彼は、セブンシスターズという石油メジャーと戦い続け、
なんでも規制しようとする日本のお役人と戦います。
その象徴的な事件が、1953年(昭和28年)の日章丸事件でした。
この事件のことは私もこの小説を読んで初めて知りました。

石油を国有化し、英国と抗争中のイランから出光は石油を買いつけ、
日章丸という自社のタンカーをペルシャ湾に送るのです。
英国はイラン石油のボイコットを先進国に呼びかけ、
イランから出るタンカーは拿捕して石油を差し押さえると宣言していました。
英国海軍の監視をくぐり抜け、無事日本に石油を持ち込んだのですが、
英国は石油の所有権を主張して東京地裁に仮処分を訴えます。
外交問題にもなりかけた、この裁判に出光は勝ちます。

また、1962年(昭和37年)、石油メジャーの圧力のもと、
通産省は悪名高い「石油業法」を成立させ、
石油の生産量を統制調整するのですが、
出光は石油連盟を脱退して、通産省と喧嘩をします。

小説には書いてありませんが、
この石油業法は、出光佐三が1981年に95歳で死んだあと、
2002年に当時の小泉純一郎総理により、規制緩和の流れの中で
廃止されました。

この本を読んで、
出光佐三著「マルクスが日本に生まれていたら」
を読んでみたくなりましたし、
丸の内の出光美術館(帝劇ビル9階)で展示している
仙厓義梵の絵を見に行きたくなりました。

御感の藤(小田原城)

.23 2013 comment(0) trackback(0)
小田原城の御感の藤(ぎょかんのふじ)を見にゆきました。
IMG_9530.jpg
十年ほど前に一度この藤は見ているのですが、
その時よりもさらに花の衰えが激しいように思いました。
気に入らないのが、地面に敷いてあるビニールシートと重し代わりの白い砂袋です。
雑草が生えるのを防ぐためなのかもしれませんが、興ざめ以外の何物でもない。
写真写りも悪いのです。
(芝生かグラウンダーでも植えて、クロッカスや山百合の球根を埋めておくとか、
全部タンポポにするとか。雑草は手で取れば?予算がない?ボランティアでどうか?)
これでは観光客は呼べませんね。
IMG_9533.jpg

城の中に入ると、
天然記念物のイヌマキ。
ねじれた幹が実に見事です。
庭木として綺麗に剪定されたイヌマキしか見たことがないので、
これには感激しました。
IMG_9540.jpg

楽しい遠足。
IMG_9553.jpg

小田原市からNHKへのお願いです。
IMG_9557.jpg


小田原城の次は、箱根登山鉄道の板橋駅のそばの
松永記念館に行きました。
IMG_9577.jpg

電力王と呼ばれた松永安左ヱ門の居宅を市に寄付して博物館にしたものです。
駐車場も広くて無料ですし、入場料も無料!!!
収集した絵画や骨董品が無料で見れますし、
茶室や庭も見事です。
四季折々に楽しめるのではないでしょうか。
ここにも藤がありました。
IMG_9573.jpg

西洋シャクナゲの幹がなんと10cm。花も大きくて勢いがあります。
IMG_9583.jpg

そうか、お城のサルさん達は地元出身でしたか。
IMG_9588.jpg

元の居宅は老欅荘といい、大きな欅の独立木が門を入ったところにあり、
すべての部屋で茶釜が炊けるようになっていて、侘び寂びが堪能できます。
IMG_9594.jpg

紅葉の頃に来たら最高でしょうね。

等覚院のツツジ

.22 2013 ツツジ・石楠花 comment(0) trackback(0)
等覚院(川崎市神木本町(しぼくほんちょう))の名物のツツジを観に来た。
こういう地元の名所はデイサービスの観客も多い。
花説法があるのだが、我々はもちろん説法よりも写真。
しかし、お賽銭を出して祈るのが礼儀というものだろう。
等覚院 001
(画像はクリックで拡大、以下同じ)

この寺のツツジは色々種類があるので、開花の時期が違う。
何時を見頃とするかといえば、
この階段の両脇のクルメツツジが見頃になった時だろう。
等覚院 003

あと2~3日した時が最高かもしれないが、
なかなかピッタリとしかも青空の時に来るのは難しい。
これで良としなければ罰が当たる。
等覚院 005

階段を登って上から観た眺めも最高。
等覚院 007

反対側から見下ろすとこんな感じ。
等覚院 008

お寺の前の道は狭いので「車でのお越しはご遠慮願います」
等覚院のホームページには書いてあるのだが、
やはり車で来て門前で対向車とにらめっこをする人もいた。

少し離れているが
東高根森林公園(川崎市宮前区神木本町2-10-1)044-865-0801
の駐車場(平日無料)を利用するのがお勧めである。

町田ぼたん園

.22 2013 花(木の花) comment(0) trackback(0)
えびね苑の後は、坂を下ってきて薬師池公園を横切り、
薬師堂の坂を登り、七国山ファーマーズセンターの横を通って
00七国山ファーマーズセンター

町田ぼたん園を目指した。
牡丹は満開ではないが、程々に咲いている。
02クマガイソウ 142

例年なら散っている八重桜がまだ残っている。
03クマガイソウ 148

食堂では美味しそうな弁当類も販売していたが、
なにせ外が寒いので、暖かい鴨南蛮そばを注文した。
06クマガイソウ 160

芝生広場では、ツツジと藤と鯉のぼり。
07クマガイソウ 159

ぼたん園を出た坂道では野藤と紅白の椿がハーモニーを奏でていた。
12野藤02

最後に薬師池公園に帰り着いた時に見た、
鬱金桜(ウコンザクラ)の散り際。

黄色い桜も散り際には恥ずかしそうに頬を染めるんだね。
13鬱金桜散り染め

タマノカンアオイ(多摩の寒葵) 

.21 2013 花(草花) comment(0) trackback(0)
町田えびね苑は町田市の公園案内に載っているだけで
グーグルでもヤフーでも地図に載っていないかわいそうな公園である。
4月の後半から5月の前半までの期間限定の公開だからか。
訪問の最大の目的は、クマガイソウに会いにゆくことにあり、
エビネは実は私にとってはあまり興味はない。

ただ今回は嬉しい出会いがあった。
人間であれ動物であれ植物であれ、
初めての邂逅というのは興奮するものだ。

タマノカンアオイ だって?
漢字の「多摩の寒葵」をイメージしないと名前が覚えられない。
たまたま、ボランティアの公園案内人が教えてくれたので
その存在を知ったのである。
01多摩の寒葵01
(画像はクリックで拡大、以下同じ)

「葉っぱの下の地面に花が咲いてますよ」と言われて、
葉をかき分けてみて花に出会えたのだ。
場所は九輪草のそばの橋の袂である。
02多摩の寒葵02

地面に咲く花の形から、世界最大の花ラフレシアを想像したのだが
親戚ではないようだ。
ウマノスズクサ科カンアオイ属に分類されていた。
カンアオイは各地にその名前を冠した種類が色いろあるらしい。

とにかく、生まれて初めてこの花に出会ったので、
大層感激した。



今回目についた植物を後学のためにメモしておこう。

ジュウニヒトエ(十二単)シソ科キランソウ属
03ジュウニヒトエ(十二単)シソ科


ハナイカダ(花筏)ミズキ科ハナイカダ属
まだ花が完全に開ききっていないのだが、

どうもこれが雄花らしい。
04-02ハナイカダ雄花

そしてこちらが雌花のようだ。
ハナイカダの実が実際に葉っぱの上で熟れているのを見てみたいが、
秋にはこの公園は閉まっているので見ることができないのが残念だ。
04-01ハナイカダ雌花


九輪草(サクラソウ科サクラソウ属)
九輪草が一部だがもう咲いていた。背の高い花でよく目立つ。
05九輪草01

花は花茎を中心に円状につき、それが数段に重なる姿が仏閣の五重塔の屋根にある
「九輪」に似ていることが名前の由来らしい。
一番下の段から上に向かって順順に咲いてゆく。

6月に奥日光の千手が浜の九輪草を見に行こうと計画しているのだが、
まさかその時にもう散りましたなんてことはないよね。
06九輪草09

次に、サトイモ科テンナンショウ属(里芋科天南星属)の植物を3点。

ユキモチソウ(雪餅草)
外側の仏炎苞に囲まれた白い部分が雪のように白く餅のようにふわふわしているから
この名前がついたようだが、これだけ白いのは初めて見た。
本当に食べたら美味しそう。
07ユキモチソウ

一応、えびね苑に来たのだから、エビネの写真を
ひと通り残しておこう。
とにかくこの公園にはうんざりするほど沢山のエビネが咲いている。
えびね苑01

キエビネが一番元気がよく数も多そうだが、色んな色のエビネがある。
赤も白も黄色もピンクも。
ラン科の植物である証拠に、花の形がカトレアそっくりだ。
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