日光・佐渡の旅行記を延々と書いているうちに
数えて見たら16話にも達していました。
まだまだ書きたいことはあったのですが、
このブログの読者から「いい加減にせいよ」と言われそうでしたので
やめました。
旅は非日常ですから、毎日ものすごい発見があるので、
嬉しくなっていくらでも記事を書いてしまうのです。
とにかく今回の旅は一日がすごく長いように感じました。
子供の時は一日が長かったような記憶がありますが、
あれはきっと、一日にたくさんの発見があったからなのでしょうね。
大人になって日常に埋没してしまうと一日は短いのです。
ともあれ、6月も最終日なので、横浜の花の近況報告をしておきます。
毎年、あやめはどこに見に行こうかとプランを練るのですが、
今年は諦めて、近場の薬師池公園で済ませることにしました。
あやめ娘さんがいるから写真になります。

大江山の酒呑童子を退治した「頼光」。6月18日の写真です。

同じ日に初めて、お隣の町田えびね苑のアジサイを見に入ってみました。
アジサイだけの時は入園料は無料です。

アジサイよりもバックのミズキの木が満開の花を誇っていました。

薬師池公園の梅花甘茶(ユキノシタ科バイカアマチャ属)。

小さい花ですが、よく見ると可愛らしい。五弁もありました。

みすずが丘公園のネムノキ(マメ科ネムノキ亜科ネムノキ属)です。

多摩川土手まで行かなくても、ここに立派な木がありました(メモ、メモ)。
荒地や空き地に最初に生えるパイオニア的な木だそうですから、
生命力は強いのでしょう。
なお、みすずが丘公園には立派な栴檀の木もあります(メモ、メモ)。

あざみ野3丁目のお宅の立派なノウゼンカズラ。

大場町にたくさんあるナツツバキ(ツバキ科)。沙羅僧都の木。

この季節はどこにでもあるキンシバイ(金糸梅)
オトギリソウ科オトギリソウ属キンシバイ。

よく似ているビョウヤナギ(オトギリソウ科)オトギリソウ属ビョウヤナギ。

ムラサキシキブ(クマツヅラ科ムラサキシキブ属)の花。
秋の紫色の実はだれでも知っていますが、春の花は誰も意識しません。

自然林の中には、
あちこちにオカトラノオ(丘虎の尾)サクラソウ科の大群落ができています。
春先にホウチャクソウが咲いていた頃、この草は一斉に芽を出し、
何の草かと訝っていたのですが、ようやく正体がわかりました(メモ、メモ)。

最後にどうでもいい木。
アカメガシワ(トウダイグサ科)の雌花です。
これも空き地荒地のパイオニアだそうですから、勝手に生えてきたのでしょう。
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一昨日木曜日は、大雨の後一転して猛暑。
都内に出かける予定でしたが、長男からの電話で
急遽目的地を川崎に変更しました。
孫が、手足口病にかかって保育園に行けなくなったというのです。

La maladie mains-pieds-bouches
この病気は夏場の幼児の流行り風邪のような病気らしいですね。
湿疹が手足口にできて微熱が出るそうです。
世界中同じ病名で、英語もフランス語もまさに手足口病となっていました。

Hand, foot and mouth disease (HFMD)
孫は、わが一族というか両家にとって、最初のDNA継承者ですから、
血筋を残すためにも、彼の面倒見はわが一族の最優先課題なのです。
すでに2日間嫁の実家のおばあちゃんが面倒を見てくれたとのことでしたが、
昨日は都合が悪く、わが方に依頼があったものです。
いいですよ、いつでも引き受けますから、遠慮せずに言ってきて。
孫は湿疹はできているものの、すこぶる元気です。

家内は嫁の帰ってくる夕刻までいましたが、
私は、母を受け取るために途中で帰って来ました。
今年のジャカランダはよく咲いています。
この大場町(横浜市青葉区)のお宅はビニールハウスを作って冬の寒さを防ぎ、
ジャカランダを大事に育てておられます。
(2013年6月23日撮影)

Jacaranda a Yokohama au Japon
昨年、
一昨年と比較すると花のつき具合が抜群に良いのと、
葉が少ないです。
ジャカランダは本来サクラのように葉が出る前に花が咲くのですが、
日本ではなぜか葉がたくさん出てから花が咲くのです。
最近、
日本のジャカランダ開花情報を掲載するホームページを発見しました。
一度熱海のジャカランダを見てみたいとは思っているのですが、
やはり熱海となると一泊したいので、3ヶ月前から構想を練らないといけません。

ジャカランダはノウゼンカズラ科キリモドキ属で、
日本の桐はノウゼンカズラ科キリ属です。
シドニーでこの花に初めて出会ったときから、
花の形からキリの親戚に違いないと私は思っています。

何時の日か、11月の中旬に
シドニーのミルソンズパークのジャカランダの花の下に家内を連れて行き、
その甘い香りを嗅がせてやりたいと思っています。
これは10年前のシドニー駐在時代の写真です。

シドニー、ミルソンズパークのジャカランダの写真は、
オーストラリア在住のLilyさんのブログを見てください。
なぜ私がこの花に固執するかがわかるはずです。
2013年6月11日(火)曇りのち雨
旅の第6日目、いよいよ最終日です。
佐渡汽船のフェリーに乗って新潟港についたのが11時45分。
最後のお昼は新潟の
イタリアンと決めていました。
バスセンターの二階にこの店はあります。
「みかづき」は普通の食堂かと思っていたのですが、
マクド(フランス風、関西風呼び方)のようなファーストフード店の趣です。

店の中はこんな感じ。
右手のおばさんの注文はイタリアンとポテトチップスと飲み物のセット。
まさにマック(関東風呼び方)のセットと同じですよ。

来ました、イタリアン!
う~ん、これはなんと表現したらよいのでしょうか。
イタリアンというがパスタではない、スパゲッティでは決してない、
日本のナポリタンとも違う。
しかし、焼きそばではないし、焼きうどんでもない。
私の貧弱な語彙で表現すると
「新潟的洋風ソースかけ中華麺焼きそば」ということになりましょうか。
このオリジナリティは
イタリアンと呼ぶしかないのでしょうな。
薄味ですがいけます。
皆さんイタリアンのセットを注文されているのもうなずけますね。

高速道路は私の出番です。新潟を出て一路南下し横浜を目指します。
三国トンネルを抜けると、
私達の旅行が終わったことを確認するかのように
雨が降り始めたのです。
でもまだ旅は終わってはいません。
高崎ICで高速を降りて、最後の目的地
ガトーフェスタ・ハラダに向かいました。
CHATEAU DU BONHEUR! 幸福の館、
なんというゴージャスなお店でしょう。
高崎市(群馬県)の雇用に莫大な貢献をしているはずです。
ここで最後のおみやげ
"GOUTER de ROI" グーテ・デ・ロワ(王様のおやつ)という
ラスクを買いました。
以前妹にこのお菓子をもらって病みつきになったのですが、
有名デパートで並ばないと買えないのです。
この店でバゲットを一本買ってきたのですが、皮がツルッとしたパンです。
バゲットとしてはさほど美味しくないのですが、これで家内がラスクを作ると
あ~ら不思議、おいしいラスクが出来たのです。
というわけで、今回東京の妹夫婦と川崎の長男夫婦に買ってきたおみやげがこれです。
大半は佐渡のスーパーで買ってきたものですが、
もちろん日光金谷ホテルの百年ライスカレーも入っています。

それと、この写真をとるときにはすでに鍋に入っていましたが、
真竹の竹の子も買って来ましたよ。
因みに、佐渡の地酒は北雪といい、真野鶴といい、
超辛口です。
宿根木を散歩した後、小木地区をドライブしている時に
大きなお地蔵さんを見つけました。
幸福地蔵といい、高さは17.5mもあるそうです
(ひょっとするとお地蔵様としては日本一かもしれません)。
ただ、残念なことに境内は雑草がはびこり、
あまり手入れがされていないようでした。
おそらく檀家の人が老齢化しているのでしょうね。
お地蔵様の合掌の下になにかついています。
ひょっとして?

近づいてみるとスズメバチの巣でした。
これではねー。

お地蔵様の近くに、
岩屋山石窟という看板を見つけました。
縄文時代の土器や人骨が発見され、中世から霊場として信仰の対象となっている
という解説板がありました。
これはぜひ見てみなければと、参道を登ってゆくと、
ありました。
しかし、ここも雑然と物が散らばり、掃除されているとは
お世辞にも言えません。

石窟内の左の壁には、確かに磨崖仏が彫られています。

右の壁には、墓標らしきものもあります。

石窟の前の広場には、四国八十八箇所を模した
88体のお地蔵様が安置されています。
綺麗に掃除すれば、ここも観光名所になると思うのですがね。

磨崖仏 おほむらさきを 放ちけり 杏子
という句碑がありました。
調べてみると黒田杏子という俳人の有名な句のようです。
オオムラサキは佐渡にもいるようです。私はこの蝶をまだ見たことがありません。
こんなちょうちょが洞窟から飛んで出て来たら感激するでしょうね。

Wikipediaの写真を拝借
さらに、近くで
小木の御所桜という標識を見つけて、ここも訪れてみました。
承久の乱で島流しにされた順徳上皇が京から取り寄せた桜だそうです。
天然記念物とありますから、珍しい桜なのでしょう。

この旅の途中あちこちで、この木が素晴らしい花を咲かせているのに出会いました。
小木地区のこのお宅の木はひときわ立派です。

帰ってからネットで調べると、なんとこれはトベラです。
トベラならわが家の近くでも垣根としていくらでも植えられています。

トベラは樹木としては海辺に近いフロントラインでよく繁殖する木なのだそうです。
垣根などにせず、独立木で育ててやればこんな立派な樹になるのですね。
知りませんでした。