何この花は?

L'ancolie
横から見るとこう。

これはちょっと色が違うね。

黄色もあるよ。

この花のところで、名札を見つけました。
「西洋オダマキ」と書いてありました(キンポウゲ科オダマキ属)。

オダマキというと、日本の青紫色のオダマキしか見たことがなかったのです。
オダマキとはいい響きですね。
本来は「苧環 」と書かいて「おだまき」とよみ、昔の糸を繰る道具で、
真ん中が空洞になっていて糸を巻きつけて使うものだったようです。
こんな形をしていたのでしょうか。
くるくる廻るので、そこからこの「おだまき」というのは
「繰り返す」という言葉の枕詞になっていたとのこと。
そういうことは知らなくても、
しずやしず しずのおだまき 繰り返し むかしを今に なすよしもがな
と静御前が源頼朝の前で謡ったという話だけはみんな知っていますね。
詳しいお話は
→こちら。
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そういえば、今年はまだあやめを見てないなあ。
というわけで、遅ればせながら、薬師池公園にやってきました。
花摘み娘さんはまだ働いていましたが、花は完全に見ごろを過ぎていました。
そりゃそうですよ、もう6月も末ですよ。

よくよく考えてみると、去年も6月は佐渡に旅行して、
あやめは見ていないのです。
おととしの6月16日の記事が最後でした。
一昨年はしていなかった赤い前垂れが視覚的にいいですね。
やはり、あやめやあじさいには雨が似合います。

花数がもう少ないので、狙うポイントがあまりありません。

水車小屋を狙ってみました。

芝生広場のこの花のボールにはいつも感心するのです。
よく手入れされていますよ。

これはアナベルかと思ったら、
アルボレスケンス・グランデフローラという名札がついていました。

もう一回くらいアジサイを見に行ってもいいかな。
なんとなんと、30cmはありそうな大きな花。
凡人はあまりの大きさにただ口を開けて上を見上げるだけだ。

しかし歌心のある人は歌を詠む。
たかだかと白き花咲く泰山木 雨後むし暑きしづくを落とす / 鵜飼泰東
確かにこの花のもつ夏の暑いイメージをよく表現しているね。

(読売新聞の記事のコピー)
以前の記事に書いたように、
泰山木と書くといかにも中国から渡来した木のように錯覚するので、
今回のタイトルはあえて英語名のサザン・マグノリアとした。
アメリカ原産でミシシッピ州やルイジアナ州の州花になっているという。

学名はMagnolia grandiflora。
ラテン語を知っているわけではないが、たぶん「大花マグノリア」の意味だろう。
フランス名はその直訳の
Le magnolia à grandes fleurs である。
6月26日木曜日、曇り。
今日、桜並木でニイニイゼミの初鳴きを聞いた。
これは日記につけておかねばならぬ。
母はデイサービス、家内は仕事。
本屋で囲碁ワールド7月号、テレビでイタリア語7月号、週刊文春、週刊新潮を買う。
花屋のそばに新規開店したコーヒー屋に入ってみた。

店の中には、カウンターに3席、応接用の低いテーブルに4席しかなかった。
コンビニより席が少ない。ここは喫茶店ではなかったのだ。
コーヒー豆の販売店だった。
もちろんコーヒーも飲めるので、カフェラテを注文して、
買ったばかりの週刊新潮を読みふける。
従軍慰安婦問題は弁護士時代の福島瑞穂氏と朝日新聞が
深くかかわっていることはつとに有名な話である。
92年のソウルの「アジア連帯会議」で福島氏が元慰安婦に
発言の仕方を指導していたのを目撃した人の証言がでていた。
福島氏が最近この問題に沈黙しているのはなぜか、
うしろめたいことがあるのではないかという趣旨の記事だった。

(週刊新潮の記事のコピー)
もっとも、学生時代に不信感をもって以来、私は朝日新聞を読んだことがない。
コーヒー屋から買える道すがら、
カリタス女子短大の校門の前で、若い女の子二人がお立ち台の上に立って
撮影会をやっているのを目撃。
この学校の茶色いレンガ造りが学園の雰囲気をよく表しているようで、
ドラマの撮影にもよく使われる。日本は平和だ。

最近、公園で緑色のインコ?の集団がギャーギャーと泣き喚いている。
発情期なのだろうか、オスがメスを追いかけているようだ。

ガビチョウのように鳴き声が良ければ許してやるのだが、
声が悪いと、外来種が日本の固有の生態系を犯している、許せん
ということにしかならない。
人間は勝手だ。
この季節の熱海にはもう一つの楽しみがあります。
糸川沿いの遊歩道でブーゲンビリアが楽しめることです。

桜並木でもそうですが、この川沿いにあるというのがいいのです。

木々は川の中に向かっていくらでも枝を伸ばせて、太陽の恵みが受けられるし、

鑑賞する側も、橋の上や、川床など、いろんな角度から楽しめるのです。

川岸には、いろいろと彫刻が置いてあります。

これは豹のようですね。

もともと、この川岸にはあたみ桜の並木があります。
煙草を吸っていた地元の方が、
「1月から2月にかけて河津桜より早く咲くよ」
と教えてくれました。
(来年の花見は熱海から始めてもいいかも)

糸川のあたみ桜の並木とブーゲンビリアの遊歩道は、
アイデア?も設置費用もすべて、大塚実氏の寄付によるものだそうです
(複写機及びサプライ商品の販売会社、東証一部上場「大塚商会」の創業者です)。
お宮の松のジャカランダ遊歩道も同じく同氏の寄付だそうで、
どちらにも当時の熱海市長の感謝の説明版が建てられていました。
花で町おこしをしようというのは素晴らしいアイデアだと思いますね。
現にこうやって、私たち夫婦が訪れているわけですから。
私も友人のゴルフ場経営者に、18ホール全部に違う花の咲く木と
球根性の草花(手間いらず)を植えれば客が増えるとアドバイスしたのですが、
そんな金はないよと聞いてくれません。
口だけではだめで、金も出さないとだめなのでしょうね。
川端でまだ頑張っていた魚屋さんが干していた魚。

飲み屋街のブーゲンビリア。

スナックゆき路さんでは、ニンニクと玉ねぎを干していました。

一通り散歩した後は、冷房の効いた海辺のジョナサンで盛岡冷麺をいただきました。

砂浜にはもう海水浴客がいます。

ジャカランダとブーゲンビリアが見れて、満足な一日でした。