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泣き虫弱虫諸葛孔明を読了!

.17 2018 読書 comment(0) trackback(0)
ああ、しんど!
「泣き虫弱虫諸葛孔明」5巻、2582ページを読了しました。
やはりこれを一気に読み通すのはしんどい。
一冊ずつ借りてきてちんたら読むのがいいですね。

それにしても、中国人はよく泣きますね。
「男泣き」ということばがあるけれど、
あれはめったに泣かない男が
激情に突き動かされて泣くことだと思っていましたが、
この本に出てくる男はとにかくみんなよく泣きます。
中国の葬式では泣き女を雇うと聞きますが、
かの国では泣くことは美徳なのでしょうか。
しかし、習近平が泣いたという話は聞きませんから、
昔は感情表現がすなおだったのでしょう。

一番よく泣くのが、劉備玄徳です。
相手を持ち上げ、へりくだり、感涙にむせぶ。
これで相手はころりと参ってしまう、人たらしの天才ですな。
民衆も騙される。
劉備軍団が曹操軍に追われて荊州から逃げるときに
十万余の民衆が一緒について逃げたという
信じられない話があります(長坂坡(ちょうはんは)の戦い)。

孔明もよく泣きます。
この本のタイトルに「泣き虫」とあるのはそのためでしょう。
呉の孫権も泣きます。
孔明が北伐に出るに際してつくった「出師(すいし)の表」を
のちに入手して読んで、孫権は大泣きしたそうです。

とにかくこの本に出てくる男たちは、
戦って大酒を飲んで泣いて、それだけが生きがいのようです。

この本のなかで、呉の国の人間は、みな、なぜか広島弁をしゃべります。
私の故郷の石見弁は広島弁と非常によく似ているので、
親しみを感じますが、なぜ広島弁なのでしょうか。
一つには、劉備と関羽・張飛の関係が任侠やくざの親分子分
義兄弟の関係によく似ているということで、
仁義なき戦いの広島弁を持ってきたのでしょうかね。
それなら、劉備グループに広島弁をしゃべらせ、
それより南の国にいる呉のグループには北九州弁を
しゃべらせたらよかったのにと思うのです。
作者の酒見(さけみ)賢一は久留米の出身ですからね。
北九州もやくざの強いところですから。

三国志は小学校の時に学校の図書館で借りた
子供向けの本しかよんだことがありませんでした。
またNHKの人形劇で見た記憶があります。
しかし、その本やドラマの中ででてきたからでしょうか、
「劉備が三顧の礼で孔明を迎えた話」
「赤壁の戦いで矢を十万本せしめる話」
「関羽が碁を打ちながら腕の矢傷の手術をした話」
「孔明、泣いて馬謖(ばしょく)を斬る話」
「死せる孔明が仲達を走らせる話」
などはあまりに有名で知っていました。

今回の読書で新たに知ったのは、
長坂坡(ちょうはんは)の戦いの張飛の活躍、
関羽の死にざま、張飛の死にざまでした。

そして、もっとも印象深かったのが、
「孔明、七擒七縦(しちきんしちしょう)をなす」でした。
雲南省を従えるにあたって、
南蛮人の親玉の孟獲(もうかく)を
七回捉えて七回逃がしてやったことです。
いかに、人心をてなづけるためとはいえ、
なかなかできることではありません。

この本で一番不満に思ったことは、
地図がないことです。
各巻の最初に、ざっとした当時の中国の地図と
簡単な戦さ場の地図はついていますが、
これだけでは小説の筋書きは追えないのです。
小説に出てくる地名は地図にはほとんど載っていないのです。
できれば、各章のはじめに、その章の中で語られる
戦場の地図が欲しかったですね。
編集者も考えんかい!

本を読みながら私が参考にしたのは、
高校時代の世界史の地図。
三国時代地図 (774x800)

そして、帝国書院の「地図で訪ねる歴史の舞台」です。
IMG_8473 (800x533)

このなかに「赤壁の戦い」の地図、
IMG_8474 (800x533)

孔明の北伐の地図が載っていました。
IMG_8475 (800x533)

赤壁の現在の写真。
赤壁

ハンサムな周瑜、長坂坡の橋で魏の軍を睥睨する張飛。
周瑜・張飛 (800x784)

孔明が死んだ五丈原と仲達。
五丈原

蜀軍が撤退するとき焼いたと言われる桟道。
なるほどこれでは簡単に燃えますね。
しかし燃やしたら修復するのが大変だぞ。
蜀の桟道

とにもかくにも、読了したことに一安心。
明日返却に行きましょう。

少し早いお雛様

.12 2018 神奈川県 comment(0) trackback(0)
二宮町では菜の花ウォッチング(1/6~2/12)の催しの一環として
「雛の吊るし飾り展」をやっていました。
IMG_8456古民家ふるさとの家 (800x600)

会場は「古民家ふるさとの家」です。
IMG_8458 (800x600)

時期的には少し早いですね。
今までお雛様は「瀬戸屋敷」「都築民家園」「せせらぎの古民家」
をレポートしてきましたが、大体2月の中旬から3月3日までで、
こんなに早く展示するのは珍しいです。
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千羽鶴の吊るし雛は初めて見ました。
東日本大震災のときからこれが増えたのだそうです。
IMG_8466 (800x449)

起き上がりこぼしタイプ。
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なんとまあ可愛らしい。
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私たちが生まれて初めて見た吊るし雛は、
伊豆の稲取温泉でしたが、いまや全国的に
吊るし雛を作る主婦のグループができているようです。
ここ二宮町でも20年ほど前から流行っているようでした。
作ったら展示して見てほしいですよね。
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「古民家ふるさとの家」の庭先で焚火に当たりながら
甘酒をいただきました。
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100円の野菜の即売会もあったので、妻は嬉しそうに買っておりました。
今野菜が高値ですからね。

花追い活動開始

.11 2018 花(草花) comment(0) trackback(0)
寒いからといって家で本ばかり読んでいるわけにもいきません。
いよいよ2018年度の花追い人の活動開始です。
自宅で富士山の頂上に雲がかかっていないことを確認して出発しました。

吾妻山(神奈川県二宮町)の頂上では菜の花が七分咲きでした。
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ここに来る人は菜の花の写真を撮りに来ているわけではありません。
菜の花の上に浮かぶ富士山を撮りに来ているのです。
02IMG_8410 (800x533)

ところが桜の枝が邪魔をするのです。
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隣でカメラを構えているマダムが
「あの桜の木を切るように公園管理事務所に頼めないのかしら」
などと暴論をつぶやきます。
私が「桜が咲くときは桜と富士のいい写真が撮れるじゃないですか」と言うと、
「あら、私、桜の季節にここに来たことないのよね。あなたは?」
「いや、私もないです。その時分はほかの桜で忙しくて」

それなら富士山だけを撮影すればいいじゃないかということになるのですが、
やはり富士山だけでは物足りないのです。
しかも手前の矢倉岳のもっこりが少し邪魔。
04IMG_8406矢倉岳と富士山 (800x533)

てっぺんだけを狙うとこんな感じになりますね。
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額縁効果というか、
浮世絵風に手前の木の幹を強調した構図が好きで
今年も同じポイントから撮りました。
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それにしても今日はいい天気。
小田原の町がよく見えます。
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真鶴岬から伊豆半島。
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伊豆大島もよく見えます。
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北東は鎌倉から三浦半島です。
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EXPASA海老名で買ってきたモンブランケーキでお茶休憩。
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11月が寒かったせいか、
ヒマラヤ桜の開花が早かったように、
水仙の開花も例年より早いような気がします。
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ともあれ、今年の最初の花追いは好天に恵まれました。

Manchester by the sea

.09 2018 映画 comment(0) trackback(0)
2017年のベストファイブに入る映画だと
友人がブログで推奨していたので検索してみると
なんとまだ上映している映画館がありました。
渋谷にアップリンクという小さな映画館があって、
2017年見逃し映画特集をやっていたのです。
manchesterbythesea film
"Manchester by the sea" film USA 2016
「ケイシー・アフレックが第89回アカデミー賞主演男優賞を
受賞したほか、2冠に輝いた人間ドラマ。
兄の死で思い出深き町に戻ってきた男が、甥の後見人を任され、
新たな一歩を踏み出していくさまがつづられる」(Movie Walkerより引用)

確かにいい映画でしたが、暗い映画でした。
「ついてくるんじゃなかった」と妻はつぶやきます。
主人公が Manchester by the sea という町に
持っている思い出が辛すぎるのです。
私も人生でいろいろ失敗してきましたが、
この男のようなひどい失敗をしなかったことに感謝しなくてはね。

グーグルの地図で検索してみると、
この街はボストンの北に実在していました。
映画の季節が冬で、空が暗いため、余計暗い映画になったのです。
Manchester-by-thre-sea.jpg

ストリートビューはこんな感じ。
人口5千人の小さな町で、夏に舟遊びをするにはいいところですね。
manchesterbythesea streetvieu

泣き虫弱虫諸葛孔明

.07 2018 読書 comment(0) trackback(0)
失敗しました。
こんなに厚い本だとは思いもしなかったのです。
年末に図書館システムで5冊予約をかけたら、
ご用意できましたので取りに来てくださいというメールがきました。
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酒見賢一の「泣き虫弱虫諸葛孔明」5巻です。
一巻の平均が516頁もあります。
お値段も高くて5冊で10,913円(税込み)、1冊2000円超です。
これを2週間で読まなくてはと思ったら気が遠くなってきました。
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著者は、吉川英治の国民的「三国志」も、
横山光輝の少国民的「三国志」(漫画)も
読んだことはないと言っています。
だからでしょうが、とにかく面白い。
いままでの忠烈義仁の男という諸葛孔明のイメージは
どこにもありません。

とにかく面白いといっても、まだ150頁読んだだけです。

今は孔明はまだ自ら「臥竜」と称して売り込みを図っているところで、
臥竜のイメージが世間に悪く受け取られたので、
「鳳雛(ほうすう)」(鳳凰の雛)という雅号に変えようと
画策しているところです。
そして、誰も嫁にもらおうとしなかった
ブスで有名な金持ちの娘と
結婚するところまでを読みました。

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