「これ何?デザートが最初に出てくるわけ?」
「フォアグラのブフレでございます」

一見デザートのクヘーム・ブフレ(Crème brûlée)にそっくりですが、
フォアグラのテリーヌにキャラメルをかけて焼いたやつですよ。
これがいけるのです。
添えてあるパンに塗って、いくらでも赤ワインが飲めるのです。
これだけでお腹いっぱいになりそう。
昔フランスにいたときは、
こんなメニューには出会わなかったのですが、
ネットで調べると今はあるようです。
La crème brûlée au foie gras というのがフランス語的には正しいようですね。
福島のヒメサユリを見た帰りに、
つくば市に住んでいる次男と久しぶりに晩飯を食おうと
妻が言い出しまして電話すると、
次男が連れて行ってくれた店が、
牛久の"Chez Nakajima"です。
お任せコースの2皿目はコーンスープ。

メインの皿は選べるのですが、
3人が異口同音に選んだのが羊!
なかなか普段羊を食べる機会がありませんからね。

でもお店の主人にとっては3人同じで手間が省けたと思いますよ。
私はカウンターに背を向けていてわからなかったのですが、
このお店は亭主一人でテーブルまわりから料理まで一人でやっているのです。
赤のグラスワインを頼んだのですが、
目の前で瓶を空けて普通の店より多めに注いでくれましたよ。
デザートはマンゴーのシャーベットとエスプレッソ。

お任せで3500円はリーズナブルですよ。
次男も店を見る目がありますね。
ヒメサユリに感動したあとは
白河市内(福島県)のビジネスホテルに一泊しました。
夕食は食べログに載っている店を数件訪ねましたが
ことごとく満杯で断られました。
旅先とはいえ、事前に予約を入れておくのが
今の常識なのでしょうか。
グルメを追求するのも大変だということがよくわかりました。
翌朝は、市内観光です。
4年前の桜の季節に白河の関と南湖公園は訪れていますので、
まだ行ったことのないのは小峰城跡くらいのものです。

昨日の雨模様とは打って変わって猛暑になりました。

城跡で仮面ライダーのテレビ撮影をしていました。
猛暑の中、ぬいぐるみで飛んだり跳ねたりする役者さんも大変ですね。
中の人は代役?

次は南湖公園を再訪。
那須連山に雪がないので写真にうまく映りません。

翠楽苑の日本庭園をのぞいてみたかったのです。

苑の中の茶室を特別に開放しているというので、
抹茶の券を買って入室したのですが、
なんと本当にお茶をしたててふるまわれ、
畳の上に座らされて足の痛い思いをしました。
何でお金を払ってまで痛い思いを我慢しなければならないのか。

昼食にはせっかくだから白河ラーメンを
食べて帰ろうということになりました。
食べログで人気一位の「とら食堂」に行ったら、
辺鄙な田んぼの中にあるにもかかわらず、
駐車場は満杯で、しかもすごい行列。
食べられるのは3時ごろになるということで尻に帆かけて退散。
後で調べたら、この店が白河ラーメンの元祖発祥の地だそうです。
どうりで人気もすごいのです。
人気第二位の「火風鼎」へ移動。

30分ほど待ちましたが入れてもらえました。
それにしても、営業時間が11:00~15:00なんて
一日たった4時間しか営業しないとは!

「それでやっていけるんだから、ずいぶん儲かっているのよね」
「麺が手打ちだから、作れる量が限られているからじゃないかな」
醤油ねぎラーメンを注文。

麺はそこそこだったのですが、スープがいまいち。
私の好みではありませんでした。
6月23日(土)午後3時半、
高清水自然公園(福島県南会津町)に到着しました。
上三依水生植物園で道草を食ったので大幅な遅延です。
「これがヒメサユリか」

「意外にピンクが強いわね」

それほど香りはありません。

「こんなにたくさん咲いているとは思わなかったわ」

「
豊橋市のささゆりの里の程度かと思っていたのよね」

圧倒的なボリュームです。

ここはもとカヤ場で、木がないのでヒメサユリが残ったのだそうです。

草刈りは冬に一回だけ。毎年4分の1ずつ野焼きをするとか。

一株だけ白い花を見つけました。
カタクリと同じように一万株に一つくらいはアルビノがでるのですね。

年数がたつと花数が増えるのはユリの特徴ですね。

いい目の保養をしました。来てよかった。
日光上三依(にっこう かみみより)水生植物園には、
青いケシ、青いホタルブクロ以外にも
たくさん花が咲いていましたので紹介しておきます。

隣を七滝のある渓流が流れ、

その水で缶ジュースを冷やしています。

玉川ホトトギスが咲いていました。
御岳山では8月に咲きますが、今頃咲くのが普通のようです。

千手ヶ浜では見られなかったキバナクリンソウが満開でした。

普通のクリンソウは当然ながらもう散っています。

10mほどのキレンゲショウマの植え込みがありましたが、
咲くのはまだだいぶ先ですね。

アスチルベ。

ニッコウキスゲ。

高山植物のコマクサ赤。

コマクサ白。

ヒマラヤ虎の尾(ペルシカリア・アフィニス)タデ科。

ヒメツキミソウ。

フウロソウ。

フウロソウ赤。

フウロソウ白。

タチフウロ。

マツムシソウ。

イワベンケイ(岩弁慶、ベンケイソウ科)。

イワベンケイ。

ミズバショウの実でしょうか、初めて見ました。

京鹿子キョウガノコ。 コシジシモツケソウの栽培種だそうです。

京鹿子キョウガノコ赤。

京鹿子キョウガノコ白。

小倉仙翁 オグラセンノウ(ナデシコ科)。

八幡草ヤワタソウ(ユキノシタ科)。

白糸草シライトソウ。

こうやって記録しておいても、なかなか名前は覚えられませんね。