伊吹山の駐車場には「恋慕観音」なるものがあります。

傍にはこういう眺望の良い場所には必ずと言っていいほどある
「恋人の聖地」のさざれ石の碑がありました。
霧が上手い具合に幻想的な絵を見せてくれます。
まるで金箔を貼った琳派の絵のようではありませんか。
スポンサーサイト
サラシナショウマ(更科升麻)は霧に包まれていました。

島根からの帰り8月28日に再び伊吹山ドライブウェイを登ったのですが

生憎と霧が出てきて、山頂と

更科升麻の群生地を覆ってしまいました。

しかし、これはこれで幻想的な写真が撮れて

いい思い出になりました。

サラシナショウマのバックに見えるのは

フジテンニンソウ(富士天人草)シソ科で、
これも大きな群生地を作っています。

伊吹山には8月の初めと終わりと2回登るのがよいようですね。
しかし、ドライブウェイの通行料金が3090円と非常に高いのです。
この写真にもそれなりのコストがかかっています。
伊吹山(滋賀県/岐阜県)のシモツケソウ(下野草)です。

旅行会社のパンフの素晴らしい写真に釣られて
8月5日、島根への帰省旅の途中で下車しました。
実際はパンフの写真ほどの群生ではなく
"20mx30m"ほどの小さなお花畑でした。

伊吹山の9合目までは名古屋駅や大垣駅から
観光バスが一日一便出ています。

芭蕉はここまで登ったのか?
ふもとでこの句を詠んだのか?

お花畑はここから登らなければなりません。

コオニユリ(小鬼百合)。

キオン(黄苑) キク科です。

坂道の途中では、ホオジロがさえずり続けていました。
私たちが近づいても一心不乱です。

メタカラコウ(雌宝香)キク科。

それなりに群れています。

この山の頂上のお花畑もやはり金網で囲われ、
鹿を寄せ付けないようにしていました。
今やどこの山に登っても結界が張られています。

素晴らしい琵琶湖の眺望を楽しめるだけでも
登るかいがあります。

頂上が見えて来ました。

ツリガネニンジン(釣鐘人参)とシモツケ草。

キバナカワラマツバ(黄花瓦松葉)アカネ科。

キリンソウ(麒麟草または黄輪草) ベンケイソウ科。

ルリトラノオ(瑠璃虎の尾)ゴマノハグサ科。

白いオカトラノオは横浜の我が家のそばにいくらでもありますが、
ブルーのトラノオは初めて見ました。

ようよう伊吹山頂(1377m)に着きました。
なぜかお爺さんのような貧相なヤマトタケルの像があります。

駐車場からここまで登るのが
今の我々夫婦の体力の限界ですかね。

下り道の途中に咲いていたウバユリ(姥百合)ユリ科。
下界では7月の花です。

妻がハシバミ(榛)を発見しました。

サラシナショウマ(晒菜または更科升麻)キンポウゲ科です。

けっこうな群生ですが、まだつぼみです。

こんな立て看板を発見しました。
これはシモツケソウより凄い群生ですよ。

調べると開花するのは8月末です。
島根から横浜に帰る途中でもう一度ここに立ち寄ることで
衆議一決!
帰りの下り道の途中に
バズーカの砲列ができていました。
この人たちは何を狙っているのでしょうか?

バズーカの方向は光の加減からもわかるように
真西ではありません。
ということは、琵琶湖に沈む夕日を狙っているわけではなさそうです。
北西の方向に何があるのでしょうか???
萩・石見空港で待ち時間の間に
観光パンフレットを見ていて
戸田小浜駅(益田市)の近くに
干潮の時にしか渡れない神社が
あることを発見しました。

あれが衣毘須(えびす)神社ですか。

この時の干潮の時刻は14:30です。

流木が砂浜のど真ん中に鎮座しているくらいですから、
確かに干潮の時でないと渡れないのでしょう。

こういう島があると必ずといっていいほど
そこに神社があります。
出雲の稲佐の浜の岩の上にもありましたね。
なにやら孫たちが騒動しています。

お賽銭箱がありませんね。

ありました。

ここで、水槽に入れる海砂を拾って帰りました。
駐車場のそばにある案内板をよく見ると

宮ケ島衣毘須(えびす)神社以外にも名所があるようです。

東宮御所の壁画にこの地の風景が使われたようです。

東山魁夷の「朝明けの潮」のモデルになった猫島です。