2月21日(木)、台湾の旅の2日目、
最初の目的地は
日月潭。
現地ガイドによると、ここは台湾の中禅寺湖といわれ、
昔は新婚旅行のメッカでしたが、今はみな海外に行ってしまうそうです。

湖の中に拉魯島があり先住民が住んでいましたが、
1999年9月21日の921台湾大地震で島が沈下し
今はこんなに小さくなって住めなくなりました。

湖のそばに立つ
文武廟。
文廟には孔子、武廟には岳飛や関羽が祀られています。

これが921大地震の時の写真。地面にひび割れが入っています。
この廟の建物も全て壊れ、その後寄付により再建されたのです。
台湾には金持ちが多い。

中の門。

中の門から入り口を振り返ると湖。

おみくじを引くところです。
ガイドさんが丁寧に台湾式おみくじの引き方を説明していましたが、
私たちは
聖天宮(埼玉県坂戸市)で既に学んでいます。

とにかく台湾のお寺はキンキラキン。

この龍の彫り物もすごい。

願い事を書いた鈴がたくさん奉納されています。

このレリーフも

あのレリーフも見事としかいえない。

一年中なのかもしれませんが、もうハイビスカスが咲いていました。

再びバスに乗って南下。嘉義の町へ向かいます。
道路沿いにシュロの木の林がたくさんあると思ったのですが、
これはビンロウ(檳榔)というヤシ科の木なのでした。
この木に成る実がビンロウジ(檳榔児)で
台湾人の大好きなチューインガムとして有名です。

夜市の屋台でも売っていましたよ。

こんな感じの実です。

現地ガイドさん曰く、
真っ赤な唾を道端に吐き散らして汚いし、
歯はボロボロになるし、口腔がんの原因になるし、
体にいいことは一つもない。
噛むと興奮して目が覚め、トラック運転手に常用者が多い。
麻薬のように習慣性が強くやめられないのだそうです。
これはドラゴンフルーツの畑。
実に袋掛けがしてあります。


これがドラゴンフルーツ。
サンフランシスコと同じく、ここ台湾でも高速道路沿いの街路樹として
ユーカリの木が植えられていました。

旅の2日目の午前中のバスのルートです。
台中のホテルを出て、昼食は嘉義の町でとります。
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明日から天気が崩れるということであわてて
かんなみ桜(静岡県函南町)を見に行きました。

伊豆の河津町や伊豆南町よりははるかに近く、
新東名の永泉沼津ICから東駿河湾環状道路経由で
我が家から1時間半で着くのです。

町おこしで2001年に410本の河津桜を植えたので、
木も小さく、まだそれほど有名ではありません。
しかしこの桜のおかげで、
町内の畑毛温泉のお客は飛躍的に増えたそうです。
これなんですよ。
私の島根の実家のそばに有福温泉というのがあって
何にも手を打たないものだからさびれる一方なのです。
桜か花桃か百日紅でも植えればと
私は常々言っているのですがね。
木が大きくなって土手の上に花が顔を出せば
もっと見ごたえのある景色を作ると思うので、
名所になるにはあと10年は必要でしょうね。

「10年先に生きている保証はないか?」
「生きていても車が運転できないかも」
ということで次は5年後に来てみましょう。
桜祭りイベントは先週の23日(土)24日(日)で終わったので、
平日の今日の人出は数えるほど。

花は満開の一歩手前で、まだつぼみが少し残っていました。

保育園児のお出かけタイム。

襟元の白いカワウを見ました。
今まで全身真っ黒なカワウしか見たことがありません。
調べてみると繁殖期になるとこの白い羽が生えるようです。

かんなみ桜から車で10分のところにある、世界遺産
韮山反射炉をついでに見学。

萩(山口県)の反射炉は見学無料でしたが、
ここは駐車場・ガイダンスセンター・公園が整備されていて
入場料は大人500円。

右の24ポンドカノン砲の穴をドリルでくりぬくのに
反射炉のそばを流れている川の水車の動力を使って成功したそうです。
できた大砲はお台場に納めたとガイドさんの説明でした。

土産物屋もできていて、そばには反射炉を作った
韮山代官の江川英龍の銅像が建てられていました。

日本で最初のパン「パン祖のパン」を一個買いました。

帰りに沼津の源兵衛川そばの「うなぎ桜屋」で昼食。
2時前でしたが、まだ10人ほど並んでいましたよ。

うな丼をいただきました。

この店は駐車場はないのですが、
近くの駐車場チケットを持って行くと一時間券をくれますので
忘れないように。
台湾の第一印象は
①家の壁が汚い、煤けている
②町が猥雑でネオンが多い
③バイクが多い
④日本車、とりわけトヨタが多い
でした。
台北の松山空港からバスで台中のホテルに向かったのですが、
バスから見える景色が汚い。
これは日本も同じなんですが、やっぱりアジアだなと感じました。

ただ、なぜかビルの壁が汚い。煤けているのです。
私が今住んでいる団地では10年ごとに足場を組んで
外壁を修理し塗装をやり直していますが、
そういう習慣がないのでしょうかね、台湾には。

そして、日本と同じく町が猥雑で

やたらネオンが多いのです。

ここはアジアなんだと感じましたね。
私は欧州14か国、アフリカはエジプト1か国、オセアニアは豪州とNZの2か国、
アメリカはカナダ、USA、メキシコの3か国に行きましたが、
アジアの国はトルコ1か国だけしか行ったことがないのです。
東アジアはこの台湾が初めてです。
三番目に感じたのがやたらバイクが多いなということ。
これは最初の日に到着した夜の台中のバイクです。

2日目の朝の通勤風景。

現地ガイドさんの話によれば、バイクは家の軒下なら
何処でも無料で停車できるのだそうです。

道路の横にはバイク専用レーンがあって、駐車場も多いです。

これは台北の写真。
今調べてみると人口100人当たりの二輪車保有台数は、
台湾65台で断トツ1位。
2位マレーシア35台、3位ベトナム30台、タイ27台、インドネシア22台。
6位イタリア14台、7位スイス11台。日本は8位の10台でした。

そして、台湾では自動車のことを汽車というのですが、
圧倒的に日本車、特にトヨタをたくさん見かけました。
タクシーは黄色なのですが殆どトヨタのように思えました。
今調べてみると台湾の日本車シェアは71%、うちトヨタは29%でした。

当然ですが軽自動車は一台も走っていません。
あれは日本だけの特別な税制によるものですからね。
台中のホテルに泊まってテレビ案内ををみると
何と台湾にはテレビ局が38チャンネルありました。
中国語の放送にはみな字幕スーパーがついていて
漢字なのでなんとなく意味は分かります。

日本のテレビはNHKも含めて3チャンネルがありました。
「縣民熱愛的人氣美食」 わかりますよね。

しかしなぜか画質が荒い。
機械が悪いのか電波が悪いのか。
現地ガイドが山桜と呼んでいる台湾の桜は
バスの窓からちらちら見えていたのですが、
日月潭の文武廟のそばの崖に生えている
台湾山桜を近くから撮影することができました。

寒緋桜ですよこれは。
高蔵寺(東京都町田市)のそばに咲いている沖縄緋桜によく似ています。
沖縄で桜と言えばこの寒緋桜のことをいうそうです。
沖縄と台湾は近いのです。

本土の寒緋桜と比べると若干花の開き方がオープンです。

同行の人々は派手な寺の建物に驚嘆しきりですが、
わが夫婦の興味は花のほうに向いています。