最近ネットのAbemaTVの将棋番組をよく見ています。

これは三人一組の団体戦ですが、
持ち時間5分で一手指すごとに5秒持ち時間が増えるという
超早指しの対局です。1局は長くても18分しかかりません。
これを9局やるのです。
このテレビにはアニメ、韓流映画、スポーツ、競馬、ゴルフ、麻雀
などなどいろんなチャンネルが用意されています。
その中に将棋チャンネルはあるのですが、
囲碁のチャンネルはありません。
理由は簡単です。
視聴率が稼げないからでしょう。
日本生産性本部がレジャー白書というのを出していて
それによれば、
囲碁人口は、
1982年に1130万人だったのが年々減少し、
2015年には250万人まで落ち込み、
2017年には190万人とさらに落ち込みました。
他方将棋人口は、
1985年に1680万人だったのが同じく減少を続け
2015年には530万人まで落ち込んだものの
2017年では700万人に回復しているそうです。
これはひとえに2016年10月
中学生棋士藤井聡太四段の出現によるものです。
囲碁界でも昨年、
芝野虎丸というスターが誕生しているのですが
将棋界ほど盛り上がっていません。

いったいこの差は何なのでしょうか。
私なりに考えてみました。
①囲碁の手数が長すぎる。
将棋は100手前後で終わりますが、
囲碁は19路x19路もあるため200手を超えてしまい
時間がかかりすぎて番組にうまくおさまらない。
②囲碁はどちらが優勢なのかわかりにくい。
将棋はルールは複雑ですが、
目的が単純で玉を捕れば勝ちというのが
非情にわかりやすい。
囲碁はルールは簡単なのですが、
地をたくさん囲ったほうが勝ちという目的が
わかりにくいのです。
従って勝負の途中の優劣が分かりにくく、
打っている手の意図が見えにくいのです。
そこで私の提案なのですが、
①手数が長い、②優劣がよくわからない
という2つの欠点を同時に解決するためには
19x19の盤は広すぎるので、
9x9の盤、いわゆる9路盤でプロが戦ったらどうかと思うのです。
手数も少ないですし、盤面が狭くなれば優劣もわかりやすくなります。
この9路盤で早打ち選手権をやれば、
番組も作りやすくなり、テレビ局も乗って来るのではないでしょうか。
それにしてもよく降りますね。
こんな雨では遠くに出られないので
自宅の周りを散歩して百合の花を写してきました。
オニユリ(鬼百合)。
中国・朝鮮・日本に自生。中国又は朝鮮から渡来したという説あり。

カノコユリ(鹿の子百合)。
鹿児島県の甑島列島に自生地があるそうです。

キカノコユリ(黄鹿の子百合)。
中国は湖北省・貴州省が原産だそうです。

ハイブリッドの女王、カサブランカ。
姫檜扇水仙(ヒメヒオウギスイセン)のちょっとした群落が林の中にできています。

島根の田舎にもあったので、日本古来の野草だと思っていましたが、
ところがどっこい、南アフリカ原産なのだそうです。
しかもフランスで交配された園芸品種で明治期に渡来したものだとか。
学名: Crocosmia
アヤメ科クロコスミア属

出自はともかく、日本のいたるところにこれだけ住み着いてしまえば
立派に日本の花ですね。

こちらは花壇に人が植えたものです。

花粉症の原因になるとか人に害を及ぼさない限り、
美しければ許されるのです。