感涙食堂

.27 2015 読書 comment(0) trackback(0)
熱海の寒桜を見に行った時のことです。
桜並木に近くの食堂の地図の看板が立っていて、
これはこれで便利なサービスだと思うのですが、
この食堂がみんなびっくりするほど高いのですよ。
お蕎麦屋さんに行くと「てんぷら膳2650円」、うーむ。
最初から今日は高い飯を食いに行くぞと
気合が入っているときはいいのですが、
軽く昼飯と思った時にこういう値段に出会うと躊躇してしまいます。

偶然、レトロな喫茶店に遭遇しました。
ランチセット980円、これですよこれ。
食後のコーヒーを飲んでいるとき、
テーブルの隣の棚から何気なくこんな本を手に取りました。
IMG_5895 (480x270)

最初のお話「奇跡のレストラン」をよんだら、
ぶわーと涙があふれてきました。
あわててナプキンではなをかみます。
特養に入っていて半分ボケかけている祖母が食べたいという
レモンステーキを探す話です。
ばあちゃんは昔佐世保の米軍ベースのEMクラブで働いていたことが
あるらしいのです。

こんな泣かせる話が、長くて8頁、短くて4頁に収まっています。
これは「ぐるなび」の読者による
「オソトdeゴハン感動体験エッセイコンテスト」の優秀作品を集めた
エッセイ集でした。

喫茶店で読んだのは最初の2話だけですが、
自宅に帰って、図書館のサイトで早速検索。ない!
こんないい本を置いていないのか横浜市の図書館は、まったく!
アマゾンで検索したら、なんと中古本1円で売っていました。
即注文です。送料が257円で258円也。
私が今までネットでした中で一番安い買い物です。
3日ほどしたら、郵便受けに入っていました。

長いこと本棚に立ててあったのでしょうか、
ページの上の部分がうっすらと日焼けしていますが
まったく問題ありません。
1円でも売るということは、読んでほしくて保存しているのでしょう。

本の題名通り泣かせる話が詰まっています。
食べるということは人に感動をもたらすのですね。
死ぬ前に食べたいものがかつ丼では話にならないから、
別なものを探さないといけません。


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