座布団 La cérémonie funèbre

.25 2015 身内話 comment(4) trackback(0)
母の遺言通り、実家で葬式をしました。

田舎でも今では自宅で葬儀をすることはなく、
都会のように、みな葬儀場でとりおこないます。
そのほうがご近所のお手伝いの手間が省けるのと、
弔問客の駐車場の問題がないからです。

しかし母は自宅での葬儀に固執していました。
生前、母とは2回葬儀に関する打ち合わせをして議事録も作りました。
(こういう話になると、母の目は生き生きと輝くのです)

横浜では身内だけ、遺骨を田舎に持って帰って実家で葬儀をやる、
坊さんは3人、お布施の額はこれこれ、祭壇の値段はいくら、
食事(仕出し弁当)を出す人は何人、法事に呼ぶ親戚はこれこれ、
お返しの額などなど、事細かに指示を受けました。
おまけに息子の私が生きていれば、
1、3、7、13、17回忌の法事をしてほしいということでした。

実家の押入れから座布団を出して、虫干しをしたところ
なんと80余枚もありました。
なんでこんなにコレクションをしたのか。
要は自分お葬式に使うために集めたのでしょう。
今後二度と使うチャンスはないでしょうから、
今回使ってやるのが母の供養になるのです。
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祭壇も言われたとおりに、葬儀屋さんに作ってもらいました。
葬儀屋さんもご自宅に祭壇を作るのは10年ぶりですかねと感慨深げでした。
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供花も昔とは違って華やかでカラフルになりましたね。
菊や百合のほかにオンシジウム、胡蝶蘭、カトレアなどの蘭が入っていました。
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私の昔の記憶と一番違っていたのが盛り籠です。
籠の下に台座が付き、上に造花飾りが付いています。
昔はこれを祭壇の横に積み重ねたものですが、今の様式では
積み重ねができないので、廊下にずらっと並べるしかありません。
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大体は果物なのですが、
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こういう台所用品もあります。
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この盛り籠は、葬儀が終わった後、私たちが墓に納骨に行っている間に、
ご近所の女衆が総出で区分けして、お客さんやお手伝いのご近所の方に
持って帰ってもらうのです。

もう一つ母が残したものがこれです。
家内のために母が誂えてくれた一つ紋の色無地。
これも今回着なければもう着るチャンスがないということです。
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家内が作っているのが、これ。御霊具膳(おりょうぐぜん)です。
通夜、葬式、法事と毎日これを作って仏前に供えなければなりません。
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通夜も告別式も、私たちは喪主なので弔問客のお迎え、お見送り、
などで忙しく、当然写真を撮っている暇はありませんでしたので
写真はありません。
これは納骨の時の風景。
父の骨壺の隣に母のを並べてやりました。
今は天国で仲良くしていると思います。
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告別式の翌日、親戚に集まってもらって
四十九日の法事を前倒しでやりました。
席の前の包は盛り籠のお裾分けです。
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これは法事饅頭ですが、
全国で唯一私の田舎の町だけが作っている特別な饅頭です。
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実はこれ。中が洋風ケーキのスポンジなのです。
おいしいですよ。
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葬式を実家でやったので、地域の皆さんにはご迷惑をかけました。
隣近所のお宅の庭先を駐車場として提供してもらい、
受付と帳場をお願いし、女衆には盛り籠の区分けをお願いしました。
ひたすら感謝感謝です。

親戚の方々には、仮通夜、通夜、告別式、法事と
4日も御足労をお願いしました。

「俺の葬式は、都会式に葬儀会館でいいからな」
「当然でしょ」

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JACKS
全てが無事に終わってお疲れ様でした、お母様もご自分の希望通りに事を運んで貰って嬉しかったでしょうね。
しかし立派な立派な祭壇ですね、自宅には今の時代には殆ど無いでしょうね?
良く考えると、お母様は「終活」を上手に纏め上げていたんですね。見習わなくてはいかんな自分。
2015.06.26 17:09
豊栄のぼる
JACKSさん、
そうですね、自分の葬式は遺言していたほうが、家族が迷わなくていいでしょうね。
2015.06.27 08:38
渋谷太郎
お久しぶりです。
立派なお葬式をなされましたね。
親孝行ですね。
お母様もさぞお喜びのことでしょう。
私は5月の中旬足の激痛と腫れで2週間入院し、
医者から、「腎臓の機能が弱く、抗生剤を点滴したいのだが
最悪の場合透析することになるかもしれない。」
と脅されました。
その時豊栄君のお母様も透析されてたなぁ、
などと思い出しておりました。
2015.07.01 22:06
豊栄のぼる
渋谷太郎さん、
透析は大変ですよ。どこへも行けなくなります。
なるべく透析にならないよう養生してください。
2015.07.02 06:53

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