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振り込め詐欺

.09 2010 仕事 comment(6) trackback(0)
振り込め詐欺が減らない。
これだけ世間が騒いでいるのに、やはり他人事で、
いざ自分の身に起こると対処できない人がいるらしい。
この前は宇都宮の餃子の像が振り込め詐欺撲滅対策官に任命されて、
たすきを掛けられていた。

これは日本だけの現象なのだろうか。
多分そうなのであろう。
それだけ日本が安全で、人を信じやすい国である証拠だともいえる。

ニュースで騒いでいる振り込め詐欺は専ら個人が多いが、
会社でも振り込め詐欺はある。

ブルターニュの会社にいた時、
レンヌの研究所の社長から電話がかかってきた。
「金を振り込めという手紙が来ているが、よくわからないので見てほしい」という。
FAXで送ってもらった手紙を見て、呆れた。

「ナイジェリアで石油関係の事業で、現地に金が溜まっているが、
政府の外貨規制のため金が海外に送金できない。
ついては下記の口座に49万フランを振り込んでいただければ、
配当100%を上乗せして送り返すので、そのうち60%を返してくれればよく、
後の40%は貴方がとってかまわない・・・云々。」

細かい筋は忘れたが、こんな感じの文章だった。
振込先は南アフリカの銀行の口座である。

こんなものに引っかかる人がいるのだろうかと思った。
49万フラン(980万円)というのは、送金が50万フラン(一千万円)を
超えると銀行のチェックがかかり、問い合わせがあるからである。

研究所の社長には、多分調べてはくれないだろうが、一応警察に届けて、
後は忘れていただいて結構ですという返事をした。

日本では、これだけの大金の振り込め詐欺は経験がないが、
少額ならいくらでもある。

茨城県の会社を買収して、そこの経理の面倒を見ていた時のこと、
技術担当役員が英語の手紙を持ってきて、
多分パテント料の支払いだと思うので払ってほしいということだった。
つい最近ヨーロピアンパテントを弁理士を通じて
3件出願したばかりだというのである。

確かに、差出人は「ヨーロピアンパテント登録協会とかなんとか」
もっともらしい名前になっており、会社が出願したパテントNOと
件名が書いてあり、一件につき登録料が1500ユーロ(199千円)
だというのである。
奇妙だったのは振込先がチェコスロバキアの銀行口座だったのである。
これがベルギーのブリュッセルとか、フランスのストラスブールとかに
なっていたらだまされたかもしれない。

腑に落ちなかったので、使っている弁理士事務所を教えてもらって、
手紙のコピーをFAXして、問い合わせをした。
一時間もしない間に、弁理士事務所から返事があった。
それはこの業界では有名な振り込め詐欺だから、無視してかまわない、
とのことであった。
パテントの登録情報はだれでもアクセスできるので、
それを見て新規登録案件が出たら間をおかずに
この手紙を出すらしいのである。

国内の振り込め詐欺もある。

東京税務研究会などとありそうな名前を使って、
雑誌の購読料の振込用紙が届く。
ほおっておいてもよいのだが、この手のやつはきちんと断っておかないと、
何回でも手紙が来るので面倒だ。
電話をすると、一定の呼び出し音が鳴った後、必ずと言っていいほど
別の電話(たぶんケータイ)に転送される仕組みになっている。
購読していないので、この会員ナンバーは取り消してほしいというと、
面倒くさそうにわかりましたという。

振り込め詐欺ではないが、この買収した会社は茨城県の○○協会というのに
やたら入っていて、その会費が結構バカにならない。
ひとつずつ調べて行くと、殆ど何もサービスを受けていないのがたくさんある。
自動車運転免許証を更新に行くと必ず交通安全協会なるものに出会う。
最初のころはよくわからずに、そこを通していたが、
そのうちそこを通さなくても更新手続きはできることが分かって、
それ以来使っていない。
あの手の類の、県や市の役人が天下っている、わけのわからない協会がたくさんある。
この手の会費は全て退会してバッサリ払わないことにした。

私のようにケチな人間は振り込め詐欺には引っかかりにくいのかなと思う。
世の中の人はみな鷹揚なのですね。
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振り込め詐欺はどんな所にもいることを理解された方は拍手をお願いします。
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hananorikko
ここシドニーでも一度、ニュースになって、当局が一般市民に注意喚起してました~。でも、容疑者も被害者も中国、アジア系がもっぱらで、どうも日本で横行している振り込み詐欺の模倣犯のようでもあります。
2010.09.10 10:38
豊栄のぼる
アジア人ねー。アジア人は人を信用しやすいのかね。
2010.09.10 13:02
ココン
オレオレ詐欺と言われて、庶民特に高齢者が被害を受けるこの電話マフィアは、何でもまず疑ってかかるフランス人は絶対かからないと信じていますが、企業単位ではありうるでしょうし、個人でも、インターネット利用のたくみな(幼稚な?)勧誘にひっかかるという事件は起きているみたいです。
2010.09.10 20:24
セシリア
本当、減りませんね。これだけ、TVなどで取り上げていて、どーしてだろう?と思ってました。つい2日程前、ネットサーフィンをしていて、気づいたら、俗に言う「架空請求」というのか「フィッシング詐欺」に引っかかりそうになりました。知識はあったものの、期限を切られて、お金を振り込めと言われると(私の場合、画面上でしたが)知識はあっても、慌てるものだと分かりました。私は、なんとか相手に連絡せず、消費者センターに問い合わせたので、事なきを得ましたが、高齢者で、身内が事故なんていわれたら、慌ててしまうのかもしれませんね。まして呑気な日本人。自分だけは大丈夫って、多分思ってますものねー それにしても、恐かったです。
今日は、フランス語の日でした。初めて2ヶ月。動詞の変化は大丈夫だそうで、来週は、先生と一緒に、まとめノートを作る事になりました。とても楽しく勉強しています。
残暑厳しいので、豊栄さんも、お母様も、体にお気をつけ下さいね。
2010.09.10 22:03
豊栄のぼる
ココンさん、
フランスではATMから振り込むなんてことはしないでしょ。みんな小切手を使うはずで、小切手は到達までに時間がかかるし足がつきやすいですからね。
 でもナイジェリアの手紙は時々は成功しているのでしょうね。
2010.09.11 09:36
豊栄のぼる
セシリアさん、
大変でしたね。やっぱりわかってはいても慌てますね。
動詞の変化でやる気をなくさなければ、大丈夫ですね。だいたいその辺でヤーメタという人が多いですから。
2010.09.11 09:39

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