石正美術館

.21 2016 島根県 comment(0) trackback(0)
ゆうべもひどい雨が降りました。
今朝は雨は上がっているのですが、
竹林の作業はしたくありません。
頭の上から雫が落ちてくるし足場も悪いからです。

というわけで曇りですがお出かけ。
津和野に行く途中で石正美術館に立ち寄りました。
ここは昨年95歳で亡くなった石本正画伯(Ishimoto Sho)が
生まれ故郷の三隅町(島根県浜田市)に自分の絵を寄付してできた美術館です。

写真の右側が美術館です、左側の洒落た建物は
三隅中学校なのです。
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石本正没後一年回顧展が来年3月12日まで開かれています。
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美術館に入るとモンサンミッシェル寺院のような回廊が待っています。
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彼がこういう建築を注文したのでしょうか?
彼は40歳過ぎから毎年のように学生たちを連れて
ヨーロッパの各地を写生旅行しています。
しかも一回の旅行が40日から80日と長いのです。
旅行の時のメモとびっしりと書き込みのある
スペインとイタリアのミシュランの地図が展示してありました。
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石本正といえば京都の舞妓さんの絵をたくさん描いています。
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彼の描く女性は、
何故か小顔で顎が小さい今はやりの顔で
武井咲と佐々木希を足して二で割ったような顔で
やや伏し目がちの目をしています。
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日本画家なのですが、ボッチェルリなどの影響を受けて
三美神のような構図が好きなようです。

しっとりとした風景画もあります。

これは彼が21歳の京都市立絵画専門学校2回生の時、
若冲の絵にショックを受けて農家に通いつめて
写生し自己流で描いたという「軍鶏」です。
その時の先生に「なかなかいい絵を描きましたね」
とほめられたとか。
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日曜日だというのに入場者はわずかで夫婦二人でゆったり鑑賞できました。
おまけに東京だと一冊500円くらい取られそうなパンフレットを
無料でいただきましたよ。
さらに嬉しかったことは、
絵のそばに掛かっている解説板がわかりやすく
文章が読みやすいことでした。
絵にまつわる興味あるエピソードをさりげなく紹介しています。
何かの展覧会で石本正の絵を推す川端康成と
別の画家を推す小林秀雄が侃侃諤諤の議論をして
結局2人の画家とも優秀賞を受賞した話など
笑ってしまいました。
ここの学芸員さんは文章が上手です。

美術館の前の道路の並木がいい色になっていました。
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紅葉がちょうど見頃でした。
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これから行く津和野の紅葉に期待が持てます。
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同じ公園内にある、石州和紙の郷に移動します。
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石州和紙デザインコンペの優秀作品が展示されていました。
写真は遠慮して撮りませんでした。
石州半紙はブータン王国に技術指導されていて、
同国から毎年のように技術実習生を受け入れています。
2009年に単独でユネスコ無形文化資産に登録されましたが、
2014年に本美濃紙(岐阜県美濃市)と細川紙(埼玉県小川町)とともに
「和紙 : 日本の手漉き和紙技術」として改めて再登録されました。
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同じ公園内には温水プール、陸上競技場、野球場などもあり
非常に恵まれた環境ですが、この丸い建物はなんでしょう。
なんとこれは小学校なのでした。
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三隅町は中国電力の火力発電所があるため税収が豊かで、
これらの施設は浜田市と合併する前に建設されたものです。

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