茶色の朝 Matin Brun

.28 2017 読書 comment(0) trackback(0)
なぜこの本を読もうとしたのか思い出せない。
私は机の上に常にノートを置いていて
何かの時にメモを取る。
「茶色の朝 フランク・パブロフ著」
とノートにメモが残っていたので、
図書館の予約サイトで予約をかけた。
翌日すぐにご用意ができましたと
メールが届いたのだ。
今朝、この本を受け取りに行った。
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薄いわずか47ページの絵本である。
本文はわずかに12ページ。
30分もかからずに読めてしまう。
後半に高橋哲哉東大教授の解説が13ページもついている。
解説のほうが長い。
(はっきり言うが、私は高橋教授の超左翼的な考えには賛同していない)

12ページの本文のあらすじを書くのもおこがましいが、
「ある日、茶色以外の犬や猫を飼ってはいけないという法律が施行される。
黒のラプラドールや白黒の猫は殺処分にされるのだ。
そのうち何でも茶色でなくてはならないという風になってくる」
というお話である。

フランスでは les chemises brunes = 茶シャツ隊
= ナチスの別名なのだそうである。
知らず知らずのうちに世の中が茶色に染められてくるということは
ファシズムが忍び寄ってくるということだという寓話なのである。
フランスではルペン国民戦線党首が大統領選挙の
決選投票に残った2002年にこの本が爆発的に読まれ、
日本では2003年12月に翻訳が出版されている。
遅ればせながら私も今頃になって読んだわけだ。

これはどうかとも思うので紹介はしないが、
図書館で予約しなくても、
ネットで探せば全文を載せているサイトがあった。

高橋教授の解説はともかくとしても、
一度は読んでみてもいいかなという本である。

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