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三島由紀夫

.25 2010 読書 comment(4) trackback(0)
今日は11月25日(木)曇り

あれから40年。
40年前の今日、三島由紀夫が死んだ。
昭和45年(1970年)11月25日水曜日、
市ヶ谷の自衛隊駐屯地に盾の会のメンバーと一緒に突入して、割腹自殺をした。

私は、そのころは、三越デパートの配送センターでアルバイトをしており、
お歳暮の仕分けをしていたころだった。

事件のあった日、品川の配送センターからの帰りに各駅で号外を探したが
どの駅でも新聞は売り切れでなかった。
ようやく渋谷の駅で、わずかに残った号外を手に入れることができた。

その当時の私の読書の仕方は、一人の作家を読み始めて最初の本が面白かったら
全部の作品を読まないと気が済まないというやり方だった。
三島由紀夫は文庫本の「金閣寺」から読み始めて、
当時は単行本の「豊饒の海」を読んでいる最中だったと思う。

彼の小説は愛読していたものの、
結局彼の思想は理解できず、
なぜ市ヶ谷の自衛隊に突入しなければならなかったのか、
何故死ななければならなかったのか分からないまま、
裏切られたような気持ちになった記憶がある。

不思議な人でしたね。
合掌。
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ココン
私は「金閣寺」を日本を代表する文学の一つと思っていて、こちらの文学サークルで紹介したことがあります。
三島の構成は理論だっているので、フランス人にとっては川端文学より理解しやすいようです。
それにしても、どこで彼の思考経路が狂ってしまったのか、、、残念でしたね。
2010.11.27 06:37
豊栄のぼる
ココンさん、
そうですか、フランス語に訳されているんですね。思考経路は狂っていなかったのかもしれません、私たちが理解できなかっただけで。防衛論としては示唆に富んだものだという防衛評論家の意見もありましたから。でも死ぬことはなかったんじゃないかと思うのですが、彼の美学に合う死に場所を求めていたんでしょうか。
2010.11.27 09:54
さとしではありません
遅ればせながらこの記事を読ませていただきました。この記事から、二人の「村上」、村上春樹、村上龍と同年代だと推測いたします。となると、僕と豊栄さんは親子ほど、あるいはそれ以上に歳が離れていることになるのですね。三島由紀夫は僕も好む作家の一人ですが、彼の全作品を読破していない僕としては、当然ながら豊栄さん以上に三島の美学は理解しがたい(ようやく、最近になって「読める」という実感を手にしたものですから)。

恐らく、僕の記事も読んでいただいたことでしょう。ので、未だ不十分で思い上がりの域を出ないと思いますが、不敵ながらも三島自決の要因のキーワードとして、「青春への固執」「武士道」という二語を挙げさせていただきます。僕の記事の繰り返しになりますが、「青春」については、『金閣寺』『仮面の告白』『青の時代』『潮騒』、そして老いとの対比がハッキリする『禁色』などなど、様々な作品から知ることができます。「武士道」は、まだ思いつきの域を出ないのですが、葉隠という江戸時代後期の学者?(つまり武士)の作品を三島が愛読していたという事実と、天皇制のイデオロギーが結びつき自決に繋がっているような気がしているのです。もっとも、葉隠の思想は、友人からの示唆のみで、自分で確認したわけではないのですが。

僕が、密やかな憧れを抱く「68・69年世代」の方に僕の記事を読んでいただいているとなると、恐縮してしまいますが、それでもよろしくお願いします。
2011.01.14 18:47
豊栄のぼる
さとしではありませんさん、
ご明察の通りです。村上春樹さんとは2か月違いの同い年で同じ学年。
従って村上龍さんは我々より2歳年下ということになります。
ただ残念ながら、私はお二人の作品は全く読んでいないのです。

三島由紀夫は戯曲を除いてすべて読んだと思いますが、
最後にああいう死に方をされたので、理解できないと言ったのです。
もっと泥臭い死に方のほうが共感できますね。
「かっこつけんじゃねえよ」というのが私の本音。
我々68年組・全共闘世代では、彼の死に方に対して
私と同じ意見と共感する者と無関心と1:1:1くらいの割合でしたかね。

私も「ブザンソンの憂鬱」で書いていますが、ディジョンも今は暗いでしょう。
この暗い冬を切り抜ければ素晴らしい春が待っていると思いますよ、
勉強頑張ってください。ペタンクもね。
2011.01.14 23:38

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