田舎の朝は早い。
二階の間の東西の戸を
明け放して寝ているので
屋外の音がよく聞こえる。
西側から人が動くような音。
お隣さんの台所にもう灯がついている。
枕元のスマホを見ると時刻は4時半。
そのうち、カナカナカナと
ヒグラシが鳴き始める。
今度は東側から太陽が昇り始めた。
いつのまにかヒグラシは鳴きやみ、
代わりにウグイスが縄張りを告げる。
眩しい。
東側のカーテンを閉めに
布団から起き上がる。
枕元のペットボトルから水を飲む。
じりじりと気温が上がるのがわかる。
町のチャイムからエーデルワイスの
メロディが流れる。
もう7時だ、起きなくては。
裏の勝手口の外の台にこんなものが
置いてあった。
昨晩家に着いて、
籠った熱気を外に出すために
ばたばたとあちこちの戸を開け放したので
帰って来たことに気付かれたのだろう。
お土産をもって挨拶に行かねば。
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