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「まち(町)」か「ちょう(町)」か

.17 2019 ブログ comment(0) trackback(0)
最近気になることがありました。
きっかけはカーナビに目的地をインプットする際に、
「かいせいちょう」(開成町)とインプットしたら出てこないのです。
「かいせいまち」とやってみたらOKでした。
なぜ「かいせいまち」とインプットし直したかというと、
同じ神奈川県の二宮町は「にのみやまち」と読むことを知っていたからです。

このことはずっと心の底でひっかかっていました。
なぜなら私の田舎の島根県では「〇〇ちょう」としか呼ばないからです。

富山県の朝日町のチューリップを観ようと来年の旅の計画をしていたら、
朝日町とインプットしたらWikipediaで「あさひまち」と書いてありました。

「あれっ? ひょっとしたら西日本では「ちょう」だけれど
東日本では「まち」なのかな?」

という仮説が私の頭に浮かんできたのです。

晩酌をして夜の8時に大いびき?で寝込んだら
午前2時に目が覚めてしまいました。
眠れないので調査開始です。

最初は開成町のホームページにアクセスしました。
ところが "Kaisei town" と書いてあるだけで
どこにも日本語の読み方は書いてありません。
二宮町のホームページも全く同じ。
ひょっとしたらと神奈川県のホームページにアクセスしてみましたが
ここにもそういう情報はまったくなし。

そうこうするうちに、日本郵便の郵便番号検索ページに
読み方が書いてあることを発見しました。
神奈川県下の町はすべて「まち」であることを確認し、
やっぱり関東では「まち」なのだ、と納得。

つぎに島根県の郵便番号検索に飛びました。
まず「ア」の行、
海士町(あまちょう)、飯南町(いいなんちょう)、邑南町(おおなんちょう)、
なるほどなるほど、やっぱり島根県は「ちょう」だった。

ところが「カ」の行に移ったら
川本町(かわもとまち)と出て来るではありませんか。
「あれれ、なんじゃこりゃ????」

すべての行を検索したら津和野町(つわのちょう)のように
島根県では川本町(かわもとまち)をのぞきすべて「ちょう」でした。

川本町のホームページに入ったのですが
ここでもやはり"Kawamoto town".。
総務省の指導なんでしょうか。

http://ja.wikipedia.org/wiki/川本町で次の記述を発見しました。
川本町(かわもとまち)は、島根県邑智郡にある町である。
県内[1]のみならず、中国地方で唯一「まち」と読む[2]

「なんだって?どういうこと?」

そこで私は[2]が脚注のことであるのに気づき、
脚注をクリックしてみました。

これです。
私と同じ疑問を持った西日本新聞の記者が2016年に調べていました。
以下は西日本新聞の記事のコピペです。

「まち」か「ちょう」か徹底調査 「町」の読み方の謎
http://www.nishinippon.co.jp/item/o/272466/

 47都道府県の担当課に問い合わせたところ、
全国に1718ある市町村のうち、町は745。
読み方は466町(62・6%)が「ちょう」で、
279町(37・4%)が「まち」だった。
 47都道府県別に見ると、
関東や甲信越では「まち」が圧倒的に多いのに対し、
近畿と中四国では島根県川本町を除きすべて「ちょう」で
“東町西町(ひがしまちせいちょう)”の様相。
また福岡や北海道のように、
「町」の読みが異なる自治体が一つだけあるのは8道県だが、
西日本なのに「まち」派が大多数の福岡と、
最東端にありながら「ちょう」が席巻する北海道は、特異さが目につく。
 九州では福岡以外にも大分の全3町が「まち」と読むなど、
「ちょう」派4県、「まち」派3県とばらつきがあった。
 ちなみに全国183の村は155村(84・7%)が「むら」。
28村(15・3%)の「そん」は沖縄県で19村を占めるなど南西方面に集中し、
“北限”は鳥取県日吉津村(ひえづそん)だった。

まちかちょうか

要はそれぞれの町で読み方を勝手に決めればよいということだそうです。
なるほど、ようやく積年の疑問が解けました。

それにしても福岡県の久山町(まち)では「まち」と名乗っておきながら
自分の町の盆踊りの音頭では「ちょ~う♪」と謡っているという
最後の落ちはさすがに新聞記者です。この人優秀!

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