FC2ブログ

ジョン万次郎漂流記

.05 2019 読書 comment(0) trackback(0)
相変わらず、直木賞受賞作品を追っかけています。
今回は井伏鱒二「ジョン万次郎漂流記」
(1937年発表、1938年直木賞受賞)を借りて来ました。
IMG_3029 (480x360)

万次郎がお世話になった
ホイットフィールド船長は格別親切でしたが、
漂流民に対するホノルル政庁の扱いや、
マサチューセッツ州で下宿の桶屋から
学校に通わせてもらったこと、
最後に日本に帰国する時は
ホノルルで義捐金まで募集してくれたことなどから
この当時のアメリカでは人種差別が
さほどひどくはなかったように思われました。

漂流してから10年後に琉球に帰着したのですが、
ここが薩摩藩の支配下だったことも幸いだったようです。
ロシアに漂流して帰ってきた仙台の船頭などは
帰国の時の取り調べの厳しさに業を煮やして自殺したのです。
薩摩藩主斉彬侯みずから万次郎らを前に召し、
酒肴を出し人払いして米国の国情を下問したとあります。

その後長崎での取り調べで、踏み絵を試され、
土佐に帰国して、まだ生きていた母親に会えました。
その後江戸に召され、通訳として咸臨丸で
アメリカにわたるなどの活躍をします。

この本は字も大きくて読みやすく、
お勧めです。




関連記事
スポンサーサイト



  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://rennais.blog6.fc2.com/tb.php/2791-ca76bcfc