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”パステル”って植物だったんだ

.30 2020 フランス語 comment(0) trackback(0)
「パステル」を明鏡国語辞典でひくと

パステル[Pastel] : 粉末顔料に白粘土をまぜ、
     アラビアゴムなどの接着剤で棒状に練り固めた絵具。

パステル・カラー[Pastel color] : 柔らかな感じの淡い中間色。

とでてきます。

そう、そのとおり。
私が今までパステルという単語に持っていたイメージは
この国語辞典の通りでした。
パステルはクレヨンのイメージで
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パステル画とはクレヨンで描いた絵だと思っていたのです。

実際にはパステルはクレヨンとは少し違うようですが
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まあ大した違いはないでしょう。

ところがNHKテレビの「旅するフランス語」で
パステルは植物だということが分かったのです。
前年は黒木華がパリやリヨンで料理を勉強するという筋立てでしたが
今年はバレエダンサーの柄本弾がトゥールーズや
カルカッソンヌを旅するという筋立てになっています。

トゥールーズのパステルの畑に立つ柄本弾。
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これがパステルというアブラナ科の植物です。
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アブラナ科ですから大きくなるとこんな花が咲きます。
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若い葉を摘んで
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加工するとこんな塊になり
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これを粉にするとパステルの染料ができるのです。
昔は「青い金」とよばれ、これで財を成した商人の
大きな館がトゥールーズにはあります。
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柄本弾はパステルの染め物工程を経験。
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素晴らしいブルーに染め上がりました。
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トゥールーズのショウウィンドウで売っているパステル染めのマフラー。
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今あらためて旺文社のロイヤル仏和辞典を引いてみると
Pastel① 1 植物 タイセイ(大青) 
     2 [タイセイの葉から作る]藍染料、藍色
Pastel② パステル、着色クレヨン、パステル画
とあります。
国語辞典とフランス語辞書ではこんなに大きな違いがあるのです。

因みに、昔はパステルで大もうけしたトゥールーズですが、
その後インディゴが輸入されるようになってパステル栽培は衰退しました。
それでも伝統工芸を護ってゆこうとする人はいるのですね。


インディゴも私は誤解していました。
インディゴとは徳島県で栽培しているタデ科アイ(藍)だと思っていたのですが、
インドやアメリカで栽培されていたインディゴのもとはマメ科コマツナギ属でした。
思い込みはいけませんね。


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