昨日1月11日は鏡開き。

これは妻がつくってくれたお汁粉だ。
私が漉し餡が好きなので私のために作ってくれたものだ。
妻のは自分のすきなつぶ餡のぜんざい風にしている。
今朝のラジオで
コラムニストの野瀬泰申が
「ぜんざい」と「田舎汁粉」の話をしていて
面白かったので日記に残しておこう。
野瀬氏は半世紀前、久留米市から受験のために上京してきて
先輩に甘味屋に連れてゆかれた時「ぜんざい」を注文しようとしたら
そんなものはないと言われた。
そこでぜんざいの説明をしたら「それは田舎汁粉というんだよ、
わざわざ東京に来てそんなものを食べるのか」と言われた。
これが悔しくてその後何故ぜんざいが田舎汁粉と呼ばれるのか調べたそうだ。
野瀬氏は、
ぜんざいが出雲の神在月(旧歴十月)に神々にごちそうに出された
神在餅(じんざいもち)がなまって「ぜんざい」になった説をとっている。
ぞれが出雲街道(松江~米子~
勝山宿のれん街道~津山~姫路)を
通って畿内に伝わったというのだ。
(注)
出雲大社の名物はぜんざいです。
汁粉の由来を調べたところ、
江戸時代後期の
「喜田川守貞の近世風俗志」のなかに
西では粒餡丸餅をぜんざいと言い、
江戸では漉し餡切り餅を汁粉と言う
という記述を発見したとのこと。
さらに、南総里見八犬伝の
曲亭馬琴の日記の中に
年末に神在餅(汁なし)を重箱に詰めて知り合いに配った
という記述を発見したという。
馬琴が神在餅と言っているということは、
ぜんざいが仏教の善哉に由来するという説は間違いだというのだ。
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