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テレビでフランス語 TV francais

.20 2011 フランス語 comment(0) trackback(0)
「テレビでフランス語」という番組がある。

ラジオの「まいにちフランス語」は毎朝7時30分から
それこそ毎日やっているが、テレビは週一回だけである。

テレビは毎週水曜日の午後11時25分から50分の放送で、
いかにも遅い時間帯だ。
再放送が翌週水曜日の午後1時30分から55分にあるが、
いずれにせよビデオに撮っておくほかはない。

さいわい、デジタル対応の新テレビは、番組表から選んでおけば
毎回自動的に録画してくれるので、ものぐさの私には楽になった。

この番組のナビゲーターは黒谷友香。
とても35歳とは思えないほど若く、かわいげのある女優さんだ。
TVFrancais 004
とても、子供の時、牛乳瓶眼鏡のでぶっちょブスだった
とは思えないほど、背も高くスタイルがよい。


この番組を見て感じることは、

テキスト(教科書)を買う必要がないということだ。

スキットの映像にも、そのほかのときでも、
字幕が常に付いているのだ。

また動詞の活用表もこんな感じである。
TVFrancais 015
Nous のときは語幹の最後にe が付くから(青のアンダーライン部分)、
マンゴンではなくマンジョンと発音しますよ、
と非常に分かりやすい。

テキストに書いてあることが、全て文字で画面に出てくるから、
画面以外は見る必要がない。

いつからこんなに簡単に、
テレビ画面に文字が出せるようになったのだろうか。

最近テレビを見ていて思うのは、
画面にものすごく文字情報が増えたということだ。
田舎のおばさんにインタビューしたときの録画などでは
必ずといってよいほど、

話し言葉が標準語に翻訳されて画面にでてくるのだ。

島根県の言葉が、標準語に翻訳されて画面にでてくると、
私なぞは頭に来てしまう。
そんなもん翻訳しなくてもわかるだろうが(怒り)。

もっとも耳の聞こえない方には、うれしい進歩であろう。

何故こんなことを書くかと言えば、
一昔前、といっても10年ほど前は、
文字放送はそんなに簡単ではなかったのだ。

私はサラリーマン時代、「投融資管理」を仕事の一部としていたことがある。
メーカーでも外部の会社に出資したり、融資したりする案件はおおい。
子会社として管理するほど持ち分は多くなく、
いわゆる少数株主として出資しているような場合である。

社長会長が経団連の関係で出資を頼まれて引き受けたり、
事業のパートナーに頼まれて出資したりする場合がほとんどで、
大体こういう場合は不良債権化することが多い。

10年ほど前に、独立BSデジタルデータ放送を事業とする会社が作られて、
わが社もこれに出資した。日本のそうそうたる会社が20社ほど
ずらっとお付き合いで出資したのだ。
総務省から認可を受け、某大手電機メーカーが打ち上げた
人工衛星の一部を借りて衛星放送を開始したのである。
文字放送であり、デジタル化されているので双方向サービス
(視聴者からもアクセスできる)というのが売りだったのである。

見事に大失敗して、大赤字になって資本金食いつぶし会社になった。
加入者が全然増えなかったからである。
人工衛星の賃借料だけでも毎月凄い金が出て行くのだ。

今から考えれば当然だが
(というより出資した時でも若い人は予想していたのだが)、
インターネットやケータイがものすごい勢いで普及し進化していくと、
こんな文字だけの放送なんか誰も見はしないのだ。

この会社の赤字の始末と再建のために、
出資各社が毎月一回集まって善後策を講じることになり、
私は月に一回会社を代表して原宿まで会議に出席した。
驚いたのは朝の遅さである。
私の会社は8時半始まりだったが、東京では普通の会社は9時始業である。
ところがこの会社は朝10時始まりなのである。
会議は10時半開始だったが、
私はこの日だけは自宅から直接この会社に行くので、
どうしてもいつもの癖で早めになってしまう。
原宿の駅前の喫茶店でモーニングコーヒーを飲んで
その会社に着くのが10時ちょっと前だったが、
それでもその時間にバタバタと走ってくる従業員がいて、
エレベーターはいつも満員だった。
優雅なもんですね、テレビ会社は。

各社からは大体2人で主席しており、ひどいところは3人で来ている。
1人で出席しているのは私の会社くらいなものだ。
ニコイチで出張に行くなと他の会社では言わないのだろうか。
しかも技術系や事業系の人が多く、経理屋さんは殆ど来ていない。
これではお金の話は遅々として先に進まないのだ。
「持ち帰って相談してきます」という感じになるのだ。

私は事前に上司を通して会社の上層部の了解は取ってあるので、
資本金は一億円以下にして余分な外形標準課税を外すこと
(これで年5百万円の節税になる)、
一年先までの赤字は予測できるので、これをベースに
減資を行い各社は出資金の評価下げを実施すること、
出資を取りやめたい会社はこの価格をベースに株式の転売を
幹事会社と相談すること、という提案で押して行った。

他によい代替案もないので、結局この通りになったのだが、
これが決まるまでに一年を要した。やれやれ。

テレビにこれだけの文字が溢れるまでには、
技術的な問題は別にしても、
これだけの紆余曲折が世の中にはあったのである。

高々10年前の話とはいえ、
今昔の感ひとしおである。

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