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でん気予報

.26 2011 ブログ comment(0) trackback(0)
最近夕方のてん気予報の後に「でん気予報」が入ってくる。
でん気予報

明日は午後2時台にピークが来るから、
その時間帯は電気を使わないように気をつけましょうということらしい。
福島原発の事故以来、電力不足を周知するためにこういうことになったのだが、
これはこれで続けたら良いと思う。

私がフランスに赴任してブザンソンの語学学校に行き、
そこで受けた最初の強烈なカルチャーショックが、
「フランス人は電気を非常に節約する」
ということだった。(2010-04-04の記事「ブザンソンの憂鬱」)

学校の教室の電気を誰も(先生も)つけようとしない。

宿舎の廊下の電気はスイッチを入れても2分くらいですぐ消える。

宿舎の娯楽室では、みんな真っ暗にしてテレビを見ている。

でん気予報 003
これはレンタルDVDをテレビに差し込んだら、最初に出てくる注意書きである。
日本では暗い部屋でテレビを見ることは健康を害する?と思われているのだ。
にもかかわらず眼鏡をかけているのは圧倒的に日本人が多く、
フランス人は眼鏡をかけていないということを、
2010-06-08「日本人と眼鏡」の記事で書いた。

さらに、
フランスでは街灯は町の近くでしか点けていない
ということだ。

高速道路でも郊外に出れば街灯は点いていない。

「なぜ街灯がないのか」とフランス人に聞いたら、

「貴方の車にはライトはついていないのか」と逆に聞かれた。

高速で街灯がないといやでもスピードが出せない。
スランスでは高速の制限は130kmだが、だいたい昼間は150kmでは走る。
ところが夜になって街灯が点いていないところでは、
100km以上で走るのは怖いのだ。
試しに走ってみられたらよいと思うが、
残念ながら日本ではよほどの田舎でも街灯は点いている。

何でフランス人が電気にケチなのか
フランスにいるときは知らなかったのだが、
最近フランスにお住まいの方のブログを読んでわかった。
それは1973年のオイルショックの時、
フランスではテレビなどで長い間徹底的に省エネを宣伝したらしいのだ。
日本はのど元過ぎればすぐ忘れる癖があるし、
時の政府も省エネには熱心でなかった。
フランス人はこのオイルショックの時以来、電気にケチになったのだと言う。
日本でもこの種のプロパガンダは継続的にやるべきだ。

私の勉強のために、オイルショック以降の発電量を調べてみた。
米国 1973年1兆9660億Kwh → 2008年4兆3440億Kwh(2.2倍)
仏国 1973年   1830億Kwh → 2008年  5700億Kwh(3.1倍)
日本 1973年   4650億Kwh → 2008年1兆 750億Kwh (2.3倍)

この間に日本のGDPは2.2倍になっているので、ほぼ比例している。

この間の部門別電力消費量の推移をネットで検索してみたが出てこない。
部門別となると、とたんにエネルギー消費量(ガス、石油、石炭などを含む)
に変わってしまうのだ。

別のデータから類推する。
2005年の日本の全電力消費量1兆Kwhの内訳は、
製造業43%
業務 29%
家庭 28%
となっていた。
では家庭用の電力の内訳はと言うとつぎのとおりだ。
家庭用電力の伸び
(出典:四国電力「四国の先生のためのよんでんエネルギー学習支援サイト」)

このグラフからは
家庭用電力は1973年550億Kwhから2003年1909億Kwhと
3.5倍に増えていて、発電量の伸び2.3倍を大きく上回っていることが分かる。

何故こんなに増えたか、別のグラフを見てみる。
これは1年間の電気の使われ方の推移である。
一年間の電気の使われ方の推移
(出典:電気事業連合会「でんきの情報広場」)

私が大学に入った年の1968年は、
一年を通じて殆ど電気の使用量に季節的変化が見られない。
ところが今は7月8月に高いピークがある。
二つのグラフからは一目瞭然だ。
会社でも家庭でも(学校でも?)夏にエアコンを使うようになったのだ。
家庭では68年当時の総電力使用量に匹敵するくらいの電力を
今ではエアコンだけで使っているのだ。
確かに昔は暑ければ窓を開けるしか方法がなかったのだ。

今一世帯当たりの電力消費量は300kwh前後らしい。
我が家の5月分の請求書を見てみると
403kwhで9000円となっている。
一世帯あたりの電力消費量
(出典:四国電力「四国の先生のためのよんでんエネルギー学習支援サイト」)

これを15%節約するにはどうするか。
もう一度電気利用の内訳を見てみるとこうなる。
家庭での電気利用の内訳
(出典:四国電力「四国の先生のためのよんでんエネルギー学習支援サイト」)

我が家では夏エアコンはあまり使わないで、
窓の開け放しと扇風機に頼っているが、
母の部屋だけはエアコンをつけっぱなしにしている。
冷房代はあまり使わない代わりに、
冷蔵庫が2台あるのが電気代に効いているのだろう。
ワインクーラーの代わりに買った2台目の冷蔵庫は
ワインの在庫が殆どなくなった今でも便利なので使っているのだ。

家内は、待機電力がいけないといって、
最近ゲーム機のテレビと母の部屋のテレビのコンセントを抜いた。
一世帯当たりの大気時消費電力の内訳
(出典:四国電力「四国の先生のためのよんでんエネルギー学習支援サイト」)

しかし、このグラフを見ると、待機電力量は高々6%しかないのだ。

2代目の冷蔵庫を捨てるか?
今はビールやアイスクリームを冷やすのに使っているので、
捨てがたい。
悩ましいところではある。

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