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海老名SA L'aire sur autoroute

.06 2012 中部 comment(0) trackback(0)
先日、吾妻山公園に菜の花と水仙を見に行った帰り、
東名高速道路で、
「海老名SA 改装オープン2011年12月15日」
の看板を見て立ち寄ってみる気になりました。

昔夏に島根県に帰省したときは、帰りに最後のトイレ休憩をここでしたものです。
運転していたので写真は撮りそこねましたが、
駐車場の入口にはどのラインのどのへんに空きがあるかを
表示するボードができていて、これは大変便利になりました。
EbinaSA01.jpg
Voyez Wikipedia-francais "

正面入口はこんな感じで、まるでデパートのようです。
EbinaSA02.jpg

二階は食堂街になっていて、フードコートになっています。
今までのラーメン・うどんそば・カレーと言った画一的なものではなく、
客の選択に合わせて専門店の味が楽しめるのです。
EbinaSA03.jpg

これは二階のトイレの入口。
まるで天国への通路のようです。
どうして日本のトイレはこんなに綺麗なのでしょうか。
EbinaSA04.jpg
L'entree de WC

一階はデパ地下という雰囲気で、
美味しそうなお弁当をどの店も売っていました。
EbinaSA05.jpg

食事とは別腹ということで、デザートやスイーツのお店もあります。
EbinaSA06.jpg

もちろんたこ焼きも。
EbinaSA07.jpg

ついつい、メロンパンとたこ焼きを買ってしまいました。
EbinaSA08.jpg

これは道頓堀くくるのたこ焼き。
EbinaSA09.jpg

間違って、建物の裏側の入り口を出たら、裏の一般道路にも通じていて、
町の人も徒歩で買い物にここに入って来てもよいようになっていました。
ということは逃走経路にもなるわけで、推理小説にも使えるかも知れません。
民営化のお陰でOKになったのでしょうか。
(注)実際に外から買い物に来た人のブログの記事がありました。



高速道路のサービスエリアというのは、
第一にトイレ、第二にガソリンで、それ以外は緊急性はありません。
しかし近年は鉄道の駅ビルが巨大ショッピングセンターへと変化しているのと同様、
人の集まるサービスエリアも同じ変化をしても不思議ではありません。

最初の写真のように、建物の表面には
EXPASA 海老名
という看板が掲げてあります。
ここを経営している中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)の
20011年3月期の決算説明の中に以下のような説明がありました。

休憩所事業では人気店舗を多数取り入れた複合商業施設などをすすめ、
移動の通過点に過ぎなかったサービスエリアから
目的地として選ばれる新しいスタイル
を目指した
「EXPASA(エクスパーサ)」をオープンさせました。
(注)「EXPASA(エクスパーサ)」とは
既存のSA・PAの概念を超えたという意味を込め、
「exceed(超越)」などの「EX」と
パーキングエリアの「PA」、サービスエリアの「SA」を組み合わせた、
商業施設のブランドネームです。

恐れ入りました。ちゃんと考えているのですね。

2005年10月1日から、高速道路は地域ごとに分割民営化されました。
当然各社は利益をあげなければいけないわけで、
その営業努力がこういう所に現れてきたのでしょう。

中日本高速道路株式会社のホームページにIRの章があり、
決算発表も有価証券報告書もありましたので、
営業状況を見ることができました。

フランスでは、公社でも私的会社でも同じ様式でBS PLを作成していますし
(過去の私の記事を参照)
債権者保護の観点からどんな会社・組織でも決算書を見ることができましたが、
日本では上場していない限り、決算書を公表する義務はありません。
ただ上場していなくても、社債を発行する場合には、
有価証券報告書を作成し公表しなければなりません。
推測ですが、高速道路各社は莫大な社債を発行していますから、
民営化されてから決算を公表する義務があるのでしょう。


中日本高速道路株式会社の連結損益計算書(PL)はこんな感じです。

2008年から高速道路料金の無料化に伴って、
料金収入がどんどん減ってきて(ブルーの欄)、
普通これだけ収入が減ると赤字になるものですが、
お国からの賃貸料が減っていて黒字をキープしています。
どういう仕組みになっているのか、よくわかりません。
NEXCO-C PL


セグメント情報のつもりなのでしょうか、
休憩所事業の収入と営業利益は別表示になっています(ピンク色の欄)。
年々収益は増えていて、いまや高速道路事業よりも利益を出しています。
これだけの利益率(20%)を出すのですから、賃貸料は相当高いのでしょうが、
それでもSAに出店したい店は多いだろうと推測されます。

バランスシート(BS)はこんな感じです。
NEXCO-C BS
仕掛道路資産(ピンク欄)というのは建設中の高速道路だと思われるのですが、
これが増えるに従って当然ですが借入金・社債もどんどん膨らんできます。
仕掛ということは完成したらお国に買ってもらえるということなのでしょう。

それにしても現金(ブルーの欄)が常に一千億円近くも必要なのでしょうか。
高速道路料金の3ヶ月分ですよ。
こんなにジャブジャブの現金を持っていると
経営が甘くなると思うのですがどうでしょうか。

経営陣を見ると、
社長さんこそは元住友3Mの財務畑出身の副社長経験者ですが、
あとの5人の取締役はみんな国交省か旧建設省、道路公団の天下りですからね。
(でもあまり高い役員報酬をもらっていないんですね?)
株主はたったの2人。
国交大臣が99.95%、財務大臣が0.05%を所有しています。
この株はいつか市場に売りに出すのでしょうか。

まあ、財務内容が公表されるようになっただけましになったとしましょう。
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