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クマガイソウ Cypripedium japonicum

.25 2012 花(草花) comment(0) trackback(0)
熊谷草(クマガイソウ)を生まれて始めて見ました。

感激です。

さいたま市見沼区御蔵998 東西御蔵自治会館前の尾島家にお邪魔しました。
ここのお宅の竹林にクマガイソウの群生地があるのです。
見沼ICまで高速があるので、車で一時間半の距離でした。
クマガイソウ+001

ラン科アツモリソウ属クマガイソウ
草丈は30cm以上あって、花も大きく見応えがあります。

北海道から九州まで分布しているそうですが、
残念ながら、子供の頃、島根県で見た覚えはありません。
クマガイソウ+002

低山の竹林や杉林のなかに群生するとのこと。
人間が手入れした林の中に育つので、
そういう里山がなくなってきたのと、乱獲によって絶滅危惧種に指定されています。
しかしそれほど心配する必要もなさそうで、
福島市の水原地区にはもっとすごい群落があるそうですし、
平塚市の府川園芸では栽培されていて鑑賞もさせてくれるようです。
クマガイソウ+003

ちょっと変わった形をしていますね。
2枚の扇を広げたような葉。
バテレンの首飾りのようにも見えますし、
マリリン・モンローが舞い上がったプリーツスカートを抑えているようにも見えます。
クマガイソウ+004

クマガイソウと言うともっとごついイメージですが、
なんとも優美な花ではありませんか。
クマガイソウ+005

平家物語では、源氏の熊谷直実は自分の息子と同じ年ごろの
平の敦盛の首を討ち取り、その後その霊を弔うために出家したとあります。
また当時の武者は皆、
後ろからの矢を防ぐために大きな風船のようにふくらませた布、
母衣(ほろ)を背負っていたとのことで、
花がこの母衣に似ていることからこの名前がついたそうです。

源平の旗の色に合わせて、
花が白いのがクマガイソウで、赤いのがアツモリソウだとのこと。
いつかアツモリソウも見てみたいものです。
クマガイソウ+006

しかし、この花を見て、平家物語にちなんだ名前をつけるとは、
日本人の花を愛でる心と、文化の深さを感じますね。
クマガイソウ+007

竹林の裏側に回った時に気がついたのですが、
クマガイソウは皆同じ方向に向かって花を咲かせています。
ちょうどお昼で、花は太陽と反対側を向いていました。
ということは花は北を向いているということになります。
クマガイソウ+008

おなじ尾島家の竹やぶの中でも、畑に近い方では、
下の写真のように、まだ芽を出しているところで、
あと一週間は花が楽しめそうです。
クマガイソウ+010

クマガイソウ以外にも、別な発見がありましたので、
それは次回に報告します。
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