実は、妹からギフト券をもらった時、温泉一泊旅行にするか、
都内のレストランでの食事にするか迷ったのです。
その時は母のショートステイ先がまだ見つかっていなかったので。
ですから、夕食は今回の旅行のメインエヴェントなのです。
富士屋ホテルの夕食は5時半開始でした。
こんなに早く食事するのはドイツ人と日本人くらいのものでしょう。
フランス人は8時、スペイン人は10時ですから。
富士屋ホテルの夕食は2回転になっていて、
次の夕食は8時からですが、お昼はケーキセットだけにしたので、
さすがにそこまでは待てませんでした。
外はまだ明るいです。

(この写真のあと、客が続々と入ってきて、大きな2部屋が満杯になりました。
火曜日の晩ですよ。人気があるんですね。)
これは置き皿。富士山と富士屋ホテルが藍染めになっています。

最初の皿は、
「胡瓜と海老シャンピニョンのプレッセ、フロマージュブラン添え、ディルソース」

Presse de crevette et concombre aux champignons, fromage blanc sauce aneths
飲み物は、フランス料理では禁じ手ですが、
とにかく暑かったので最初はグラス生ビールを頼みました。
ここは日本だから許されるでしょう。
次に、思い切ってサンセールを注文しました。
レンヌでは、タベルナでフルイドメールをいただく時に
この酒を必ずといっていいほど注文したものです。
懐かしい酒です。
でもフランスほど安くはないんですよね。
しょうがない。富士屋ホテルだから。

お水は日本ですからもちろん無料。
頼めば冷たいのがいくらでもお代わりできますよ。

ここは日本ですから、フランス料理にはスープがつきもの。
カボチャのポタージュかコンソメが選べたので、
私が選んだのはこれ。
なんとジュンサイの入ったコンソメです。

Consomme avec "Brasenia"
日本の普通のレストランのディナーコースでは、
最初にいろんなナイフやフォークがずらっと並べられて
どれを使って良いか迷うのですが、
さすがに富士屋ホテルです。
最初の皿が終わったら下げてゆきました。
料理の都度新しいフォークとナイフを持ってくるフランス式でした。

と思ったらどっこい、魚用と肉用を同時に持ってきたのです。

ありゃりゃ、ここだけ手間を省きよったか
と嘆いていたら、魚料理の写真を撮るのを忘れていました。
後日のために、料理名だけ記しておきましょう。
魚料理は
「時鮭のムース、アンチョビーのバターソース」Mousse de saumon ”TOKI" sauce beurre a l'anchois
(Sans photo, Desole)メインの肉料理は
「国産牛サーロインのステーキ 季節野菜添え マデラソース」

Entrecote de boeuf aux primeurs sauce madera
デザートは「白桃のコンポートとアイスクリーム」

Compote de peche blanche et glace
コーヒーの前にフィンガーボールが出てきました。
このへんは歴史と伝統を売り物にしている富士屋ホテルですね。

デミタスカップでしたが、コーヒーはエスプレッソではなく、
薄味コーヒーでした。でもお代りはできましたよ。

翌朝の朝食は、洋食バイキングでしたので、
ついつい手当たりしだいにとって、こんな感じになりました。

Le petit??? dejeuner au lendemain matin
食事が目的で来たのですから、
これは許されるでしょう。
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