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雪山遭難

.10 2012 島根県 comment(0) trackback(0)
「広島・島根の県境の山中で、道路脇に転落した車の中から
男女二人の凍死体が発見された。
車は冬用タイヤもチェーンも装着せず、
県警はあまりに不用意で無謀な運転だと指摘している。」


というような記事が山陰中央新報にのってもおかしくない状況に追い込まれた。


山陽道も福山市にさしかかった頃から、チラチラと雪が降り始め、
あわててサービスエリアで道路情報を聞くと、
チェーン規制区間は広島北ICから浜田道の旭ICまで続いているという。
慌てて高速を降り、国道2号線のカー用品店でチェーンを買い求めて
これでよしと浜田道に入った。
IMG_3717_copy.jpg
La neige dans la chaine de montagnes

大朝ICの手前で、検問にかかり、
チェーンを着け始めたのだが、これが全くうまくいかない。
旧式の金属チェーンなら、
フランスでアルプスのスキーに行く時にさんざん付けた経験があり
家内も私も簡単よとたかを括っていたのだが、
「装着がすごく簡単」という新式のプラスチック製のやつが
うまくはまらないのである。

我々の悪戦苦闘を見かねた検問係員の人から
「大朝ICで下の一般道路に降りるのなら、このまま進んでいいよ」
といわれたので、
「はい、そうします」
ということで、一般道に降りた。
浜田道02

初めはこんな感じで、楽勝、楽勝と思ったのだが
IMG_3721_copy.jpg

だんだん山道に差しかかると、雪が深くなり、除雪もされていない。
IMG_3722_copy.jpg

急カーブの連続で、恐る恐るスリップしないよう山道を降りていった。
ガードレールはないので、転落したら、冒頭の記事になってしまう。
IMG_3724.jpg

ほうほうのていで、雪のない麓の日本海側に到着した。
IMG_3728.jpg

後に、地元の友人に聞いたところでは、
邑南町から川本町へ抜ける261号線を通れば
除雪が行き届いていて楽な運転だったはず
というアドバイスを貰ったが後の祭りだった。



三日後。
往きはよいよい、帰りは怖い。

天候が急変するとのことで、帰りの予定を一日早めたのだが、
9日の朝、ゴロゴロドッカーンという雷で目を覚ました。
カーテンを開けてみれば、外は雪。
IMG_3795_copy.jpg

しかし今度は大丈夫。チェーンの装着は前日バッチリ練習をしたからだ。
練習では最初の車輪は40分かかったが、反対の車輪は15分ですんだ。

本番では、旭ICの手前で、検問にかかったものの、
係員の注目する中、なんと2つのタイヤの装着を15分で終えた。
2つの青のクリップをパチ、パチと締め終えた時の
達成感と爽快感と安堵感!
IMG_3810_copy.jpg

とはいっても、チェーン装着状態では時速35kmが精一杯である。
何度も10台以上のコンボーイ軍団を従えて走り、
待避帯で脇に逃げてはコンボーイをやり過ごすという繰り返し。
やはり金はかかっても冬用タイヤに履き替えるべきだった。
IMG_3811_copy.jpg

山陽道へ出たら、この通りの青い空。
山陰、山陽とは、昔の人はよく言ったものだ。
IMG_3814_copy.jpg

島根の友人たちに県境での苦労話をしたら、
彼らの内、元トラック運転手のほかは
誰もチェーンの付け方を知らないという。
なぜなら、地元の人は皆んな冬用タイヤに履き替えるからだ。

「都会の人間には冬用タイヤはいらんのか、楽でいいのう」
と言われてしまった。

ともあれ、チェーンとチェーンの付け方を習得したので、
来年横浜で雪に降られても、母の病院への送り迎えには困らない。
一つ心配事が減った。
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