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句集「水無月」三好康子

.20 2013 読書 comment(0) trackback(0)
75歳の黒田夏子さんが芥川賞を受賞されました。
人間還暦を過ぎたからと諦めてはいけません。
まだまだやることはあるし、やればできるものです。
98歳で詩集「くじけないで」を出版した柴田トヨさんの例もあります。

自治会のラウンジ懇話会で顔を合わせている三好康子さんから
自費出版の句集「水無月」をプレゼントされました。
三好さんも還暦を過ぎてから句作を始められたとのこと。
素晴らしい句があるので、少し紹介させてください。
句集水無月 001

巻頭の次の二句からこの句集は始まります。

這い這いに ふんばる手足 山笑ふ
(注)「山笑ふ」は漢詩からきた春の季語、夏は「山滴る」、
秋は「山装う」、冬は「山眠る」だそうです。勉強しました。

きつね面 つけて迷うや 夕桜

約420の句が掲載されていますが、
国文学に疎い私には辞書を引かないとわからない語句や
発音の分からない単語がどの頁にも沢山ありました。
(できれば、全部の漢字にルビをつけて欲しかったですね)
そこで、私のレベルでも理解できた、
自然の色や音が素直に感じられる、私好みの句をご紹介します。

宵闇に 糸の変化や 烏瓜
カラスウリ03 012
夜に咲くカラスウリの花を見たことのある人には
すぐ理解できる句です。

たんぽぽの ぽぽぽと運ぶ 陽気かな
タンポポ01

さくらさくら さくらトンネル さんざめき
01 Tunnel de cerisier

百万本の ひまわり田の空 まさをなり
ヒマワリ01

地に抱かれ 陽に愛されし 福寿草
福寿草080217-05

猫の子の 抱かれ上手で 逃げ上手

濡れ縁に 出て かなかなの 客となる

城の崎に 石橋いくつ 夏柳

幼子の 五体の窪み 天花粉

仕舞いには 来いよ来いよと つくつくし

包丁に 五色の虹や 秋の鯖

芋の葉や 合併すれど 村は村

はつなつの みどりさみどり ふかみどり

駅弁は 鱒鮨と決め 若狭まで

鱒鮨と若狭を変えればどの駅弁でも使えそう。

写真は私のアルバムの中から、句に合いそうなものを
私が勝手にくっつけたものです。
私も出来れば、写真一枚に俳句一句か和歌一首を付けた
ブログをやってみたいと思っているのですが、
いかんせん、そういう能力がないのが残念です。
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