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東京家族

.20 2013 映画 comment(0) trackback(0)
「東京家族」を見て来ました。
東京家族

感想第一声。
広島弁が懐かしかった!
昔、学生の頃、「仁義なき戦い」を観て、
ヤクザの広島弁に感激して以来ですね。
島根県西部の石見(いわみ)地方の方言は
広島弁によく似ているのです。

山田洋次、監督50周年記念作品で、
小津安二郎に捧げるオマージュだそうです。
(注)オマージュ=hommage(フランス語)=賛辞、献呈
小津作品の「東京物語」(1953年)のリメイクだそうですが、
私は原作を見ていないので比較はできません。
ただ、小津作品というと、白黒で、
蝉の喧騒のなかでうちわをパタパタと煽っているシーンが
記憶に残っていて、こんなのフランス人は理解できるのかな
と昔思ったことがあります。

私の個人的な感想では、これは小津作品ではなく、
やはり山田洋次監督の作品だと思います。

老夫婦が広島の瀬戸内海の島から
東京で暮らす三人の子どもたちに会いにやってきて、
そこで起こる、気持ちのスレ違いを淡々と描いていきます。
子どもたちは、みんな親のことを思ってはいるのですが、
なにせ生きるのに必死で忙しく、ゆっくりと相手をしていられないのです。
しかも子供にとって父親というのは常に煙たくて、
自分を理解してくれない存在ですからね。
それと、皆家が狭く、親を寝かせる場所の確保に汲々としています。
しかし、話に出てくる人間は基本的に皆善人ばかりで、
意地の悪い人間は一人も出て来ません。

私は泣いてしまいましたが、
若い人がこの映画を見たら退屈してしまうかもしれません。

仮にの話ですが、我々夫婦が島根県に引っ込んでいて、
たまに横浜にいる子どもたちを訪ねてきたら
こういう状況が起きるのでしょうか。
多分起きないでしょうね。
というのは、この老夫婦があまりにも田舎者すぎるからで、
私たち夫婦だったら、勝手に動き回るだろうからです。



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