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広告の日 Le jour de la publicite

.21 2011 新聞 comment(0) trackback(0)
10月20日の読売新聞の夕刊を見て、「あれっ???」
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新聞に白抜き部分がある。

よく見ると小さい字で、
「きょう、10月20日は、新聞広告の日です」
と書いてある。

「東日本大震災の直後。広告が消えた新聞を覚えていますか。」
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「広告スペースも、記事で埋めつくされた。それでも、悲しみのすべてを伝えることはできなかった。」

「社会の活力がなくなる時、広告は、カンタンになくなってしまう。」

「ふだん、なにげなく目にする広告。でもそれは、幸福の証なのかもしれない。」

東京都医師会と読売新聞の協賛広告だった。
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あまりに強烈だったので、記念に日記に残しておくことにした。


冤罪

.05 2011 新聞 comment(0) trackback(0)
たまたま車でTBSラジオの番組を聞いていたところ、
毎日新聞の記者がインタビューに答えており、
埼玉県警の冤罪事件を取り上げていた。

このニュースは毎日新聞だけが流したので、
読売新聞しか読んでいない私は初耳だった。
私と同様ご存じない方もおられると思うので、
怒りを込めて参考までにお届けしたい。

以下は毎日新聞のWEB記事の要約抜粋である。

5月26日の毎日新聞は朝刊(東京)のトップニュースで、
「埼玉県深谷市議選・選挙違反事件は警察の虚偽証言強要の疑いがある」
と報道した。
この報道の結果、5月8日に逮捕された永田勝彦深谷市議と妻文恵の両容疑者は、
拘留期限の前日5月27日に処分保留で釈放された。

毎日新聞の地道な聞き込みによるスクープだ。
記者クラブと警察の癒着はかねてから言われているところだが
埼玉県警の記者クラブに出入り禁止になるのを覚悟で報道に踏み切った、
支局の責任者の判断は称賛に値する。

事件の概要は次の通りだ。

埼玉県警の発表では
「両容疑者は、市議選告示前の今年2月13日に深谷市内のレストランで
住民28人に票の取りまとめなどの選挙運動をする報酬として一人当たり
4900円の飲食を提供した」となっている。
永田容疑者は、会費3000円を集めたとして否認したが、
県警は「住民の殆どが会費を払っていないと証言しており、
これだけそろって証言しているのだからシロのはずがない」とこれを認めなかった。

毎日新聞の記者が28人に聞き取り調査をしたところ、20人が回答に応じた。

20人全員が当日または事前に会費を払ったと県警に説明したが、
主張が受け入れられず、
うち19人は聴取を1日から5日受けたところでダウンして
「払っていない」という調書に署名したという。
残りの一人は「会費を払った」と主張し続けたが、
聴取はのべ12日間に及び結局「支払っていない」に署名した。

殆どが60歳以上で、連日の長時間の調べに疲れ果て、
事実とは違う調書に署名させられた。

曰く、
「家計簿に会費の支出を書いていたのに信じてもらえなかった」
「子供を呼び出そうか」と言われた
「お孫さんと写真撮りたくないですか。
おじいちゃんは悪い人って言われたくはないですね」
「明日の新聞にあなたの名前がでかでかと出ますよ」
「嘘を言えば帰れると思った」
「あんただけなんだ」と言われた
「(印を)押せばすぐ帰れるんだ」と言われた
「4日目くらいから取り調べが厳しくなった」
「認めないと何カ月もかかるといわれ、
年老いた母親の面倒もあるので生活のために認めることにした」


TBSラジオでの記者のインタビューによると、

警察は会食の当日レストランに張り込んでいて、
市議の奥さんが一括して支払ったところを目撃しており、
また出席者の中には「ごちそうさん」といって帰った人もいた事も目撃していて、
これで市議が全て払ったと思い込んでいたらしい。

また、新聞記者の聞き込みによると、
会食の案内状には会費3000円と書かれていて、
会費の払い込みは当日ではなく、事前に組長さんに渡していたもので、
払ったことを忘れていた人もおり、
さらに奥さんが払ってご主人はそのことを知らなかった(後で知った)ケースもあって、
こういうことが余計に警察の思い込みを強めていたらしい。


こういう事実が聞き込みに当たった記者から上がって来て、
地方局の責任者は20人の人が口をそろえて言うことに間違いはないと確信し、
県警の記者クラブに出入り禁止になるかもしれない恐れを押して、
この記事を出すことにしたとのことである。
当然本社の編集長が承認しなければ東京版のトップニュースにはならない。

毎日新聞の記事を検索している中で、過去に全く同様の事件があったことを発見した。
2003年の鹿児島県の志布志事件である。
2007年に無罪判決が出て決着しており、
2008年に当時の鳩山邦夫法務大臣(弟の方)が「冤罪と呼ぶべきではないと思う」
と発言し、糾弾されて、発言を撤回し陳謝している。


それにしても、警察も検察も思い込んだら自分の思い込んだように自白させ
調書をねつ造すると言う姿勢は依然として変わっていない。

人間の心は弱いものだ。
現代の人間が長時間の取り調べに折れて自白するのだから、
江戸時代に膝の上に石を乗せられて拷問されたらたまらず自白してしまっただろう。

証拠が自白だけのときは、信用できないと思ったほうがよいのだろう。

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